才能に賭ける人の心がまえ、いつも断崖絶壁の淵に立っている緊張感。〜瀬戸内寂聴〜

2020年02月04日

才能に賭ける人の心がまえ、いつも断崖絶壁の淵に立っている緊張感。〜瀬戸内寂聴〜

安穏な生活の中で味わう人からは、想像できない厳しい世界があるだろうな、と何かの世界(分野)のトップにある人の心境について考える。

今朝は、瀬戸内寂聴さんの二つ目のことばです。

(以下、『生きることば あなたへ』より)

あなたが平凡な家庭を守り、平凡な人生を送りたいと思っているならば、別れ道に立ったときに平穏な道を選ぶべきです。
そのほうが穏やかに暮らせますし、つらい思いもしないですむでしょう。
けれどももし、人よりもすばらしい世界を見よう、人の歩いたことのない道を歩いて、そこにある宝にめぐり逢おうとすれば、どうしたって危険な道、剣呑な道、こわい道を歩かねばなりません。
いつも断崖絶壁の淵に立って、こっちへ落ちれば身がこなごなになるかもしれない、あっちへ落ちれば獣に変われるかもしれない、そういう道を求めて歩くのが才能に賭ける人の心がまえではないでしょうか。
(以上、本より転載)

長い引用ですが、人と違う人生を歩むということは、常に崖っ淵に立つ覚悟を持っているか、ではないこと思います。私などは、才能もないのに建築家として独立して、大変苦労した30年でした。

よーっ、生きてこれたな!

と思い返します。月末の支払い、どうしよう。来月から仕事が来れる、どうしよう。そんな毎日でした。

しかし反面、自分の時間なので、行動は自ら決めれます。仕事がなければ、歴史の勉強しよう。環境についで学び、環境保全の活動に参加したり、逆に無駄な時間をしてはいけない、と生きて来ました。

その行動のおかげで、たくさんの方々と出会いました。

よくトップリーダーが、「あの出会いがなければ、今はない」という言葉を聞きます。

"何事も一歩踏み出す勇気と出会い"こそ、他と違う人生を歩むきっかけなのかもしれないと振り返ります。

瀬戸内寂聴さんのことばから、才能に賭ける人の心がまえ、いつも断崖絶壁の淵に立っている緊張感を持ち、人との出会いを楽しみに生きて生きたいですね。

ではでは、そろそろ今日が始まります。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:40│Comments(0)マイライフ
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