<いい言葉が、心を広くする>心の底に不安の地下水は流れ続ける。それが心で、それがいのちというものだろう。(徳永進)

2018年05月27日

<いい言葉が、心を広くする>心の底に不安の地下水は流れ続ける。それが心で、それがいのちというものだろう。(徳永進)

久しぶりにPHPを買ってみた。本の表紙に「少しだけ気楽に生きるヒント」とあった。パラパラとページをめくると冒頭の見出しで、医師の徳永進氏という人の言葉があった。

「人は場を離れて回復するというより、病んだその場で回復し、その場でこそ成長するしかない。不安となったその場で不安を越えていくしかない」

病院に、私自身は入院したことのないのですが、祖父母、父母のために病院行きは何度もあり、最後を看取ることもあり、病とは知らず知らずに、向き合うことがありました。

病に向かい回復する人、病に倒れる人、病んだ表記にもよるのだと思いますが、徳永医師の言葉は、分かるような気がします。

徳永医師は、次の言葉も語っています。

「不安なんか取れやしない。心の底に不安の地下水は流れ続ける。それが心で、それがいのちというものだろう」

不安に悩むことより、今できることを楽しむことの方が、人を元気にするだと思いました。


同じカテゴリー(名言・スピーチ・訓示・他)の記事画像
豊かさとは何かを、自分も地域も社会も含めて、考える一年になる気がする。〜令和6年、龍の年〜
<対立から和解へ>ニ気感応してもって相与(あいくみ)するなり。〜沢山咸『易経』〜
<オミクロン株、ピークは早い?>自分の思い通りにならない時でも、投げ出してはいけない。(菜根譚)
勝海舟が歴史的な決断を出来た理由〜易学者・永淵道彦先生語録〜
<漫画が伝えるもの>写真より手書きのスケッチが、伝えたい本物感が伝わる。〜養老孟司〜
コロナ禍中の川柳3句に"ホッ!"とする。〜熊日『読者文芸』〜
同じカテゴリー(名言・スピーチ・訓示・他)の記事
 豊かさとは何かを、自分も地域も社会も含めて、考える一年になる気がする。〜令和6年、龍の年〜 (2024-01-20 07:22)
 文化は食い物が無(の)うても出来るんや。しかし文明は食い物が土台や。〜田辺聖子著『私の大阪八景』〜 (2023-12-24 06:02)
 <五十歳から自由な開放感で>『林住期』オマケの人生、だからこそ自由より (2023-12-19 05:04)
 <人生はあなたが生きた跡>"壮年老い易く学成り難し"という訓示があります。貴方は、今おいくつですか? (2023-12-14 20:10)
 波瀾万丈の展開でなく、普通の人の日常に起きる「小さな」こと描く。〜山田太一〜 (2023-12-02 06:40)
 >愛する人にめぐりあったら、その「甘い、やわらかい部分」をたいせつにして。 (2023-11-30 22:58)

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:55│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。