相手が好きそうなことばかり言って一時的に喜ばすようなこと(外交)では、浅はかの極みである。(白洲次郎)
2019年05月07日


相手が好きそうなことばかり言って一時的に喜ばすようなこと(外交)では、浅はかの極みである。(白洲次郎)
おはようございます。今朝は、ヒンヤリとする空気の中を歩きました。
さて、15年ほど前に古本屋で見つけた本『白洲次郎 プリンシプルのない日本』を久しぶりに開き、現代の国際政治を批評するような言葉を見つけました。
(以下、本より転載)
アメリカとの友好関係を持続することは、他の諸外国と友好関係を結ぶことと同様、否(いな)以上に必要であろう。然し個人間に於ても、本当の友情は腹を割り合った仲にのみ生れる。対手(あいて)が好きそうなことばかり言って一時的に対手を喜ばして、してやったりと思っているなど浅はかの極みである。
(以上、本より)
白洲次郎は、吉田茂首相の補佐役として、敗戦後の様々制度づくり米軍の幹部たちともやり合い、得意の英国仕込みの英語を駆使し、日本国憲法草案や経済支援策に奔走した人です。
戦後の混乱期を経た後、東北電力のトップとして電源開発に携わっています。
今年は、日本が国際政治の舞台となるG20が開催される年、日本政府の発言を聞きつつも、白洲次郎氏が指摘したようなことが、出てこないか注目したいと思います。
今日は、10連休明けなので、子どもたちの登校の顔がどんな様子か、楽しみです。