株高、円安と実態経済の格差、「豊かな幸せか、貧しい幸せか」

2013年03月08日

株高、円安と実態経済の格差、「豊かな幸せか、貧しい幸せか」

おはようございます。今朝は、ウォーキングをやりました。昨日の一般質問の準備で、一週間遅くまで質問原稿を考えていたのて、昨夜は8時には休みました。おかげで、日課の早朝ウォーキングの時間に、ピタリと目がさめました。

今朝の空気は、霧かなと思う感じですが、黄砂の影響と妻が話していました。PM2.5が偏西風に引きずられて、九州へ飛んで来ている現実は、世界の公害は分散し続けているのだろうなと、危機感を感じます。

今朝のラジオで、実態経済からかけ離れた、株高、円安を懸念する経済アナリストの意見があった。アメリカと日本の金融の大緩和から、金がばら撒かれ、ジャブジャブになったので、ヘッジファンド等の投資家が暗躍してと分析。

政治の役割は、金融緩和で株高を操作するのではなく、成熟した国民の実態経済を未来社会へ、新たな価値を創造するオールジャパンの体制作りを急ぐことが必要と語った。

さて、倉本聡氏の『北の国から』という、ドラマで新しい価値を世に問うた作家であり、脚本家であり、劇団の座長でもあります。今朝の地元紙のコラムに、次の言葉が紹介されている。

「豊かになったら幸せなったとはどうしても思えない。豊かな幸せか、貧しい幸せか、僕はためらいなく後者を取りたい」

今年あらたな脚本『明日、悲別で』をつくり、劇団「富良野塾」が全国巡回をはじめ話題を読んでいるそうだ。

30年前の『悲別』は、石炭の斜陽化を取り上げ、大きな反響を読んだ。今年の作品は、それに2年前の福島第一原発事故を踏まえて、石炭から石油、更に原発へ、国政に振り回されるヤマの男たち家族を取り上げ、厳しい生活を強いられる住民を通じて、国づくりの進む道を問う。

あと3日で、東日本大震災から2年になる。東北の被災地、特に福島原子力発電所事故で、故郷を遠く離れ生活する住民のことを、国はどう考えているか、厳しい生活を寄り添い、親身に再建を支援する政策を続けてほしいと願います。

震災から2年、莫大な費用を使い復興が始まり、ばら撒かれた金は、ヘッジファンドに利用され投資に回されはじめた。国民は、株高、円安に踊らされることなく、日々の実態経済に目を向け、次世代社会の準備を怠ってはいけない。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:49│Comments(0)私の意見
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