日本は凄い、自信を持ちなさい

2007年09月10日

日本は凄い、自信を持ちなさい(石原慎太郎氏の著書から)

 数日前の日記で「知識人とは・・」を書いたのですが、現代の知識人の一人と思っている東京都知事の石原慎太郎氏の著書「生きるという航海」を読みました。
 石原氏がこれまでに書かかれた様々な著書で、人生、価値、歴史、文化、政治、国際情勢、宗教、生きることなどをまとめたものです。

 私は、ここ5年ほど人の生き方や中国古典、昭和の哲人やトインビーをはじめ文明とは何ぞやの疑問から、思いつくままに読んで来ましたが、政治家の石原慎太郎氏ではなく、作家の一人として見るに、学ぶことがたくさんあります。

 歴史・文化・政治・国際関係・健康等、一番は「生き抜く」事への自分を検証する力には、敬服するばかりです。テレビ等が、右派、タカ派とか評されますが、文人(知識人)としての洞察力で語る言葉の一部を取って民衆に訴え視聴率を上げる姿勢には、ほとほと閉口します。テレビのいじめ取材でも似たようなものを感じます。

 一例を上げると、本に書かれていたことなのですが、日本人が明治以降に世界に与えた影響力は、一般の人々が考えても理解できるものでもたくさんあります。

 植民地支配の抵抗と独立維持した明治維新、欧米列強の植民地拡大を終焉させた日清・日露戦争、太平洋戦争の功罪はここでは語りませんが、太平洋戦争後のアジア・アフリカの植民地の独立、日本の経済成長による東アジアの発展、と影響力は計り知れません。日本の情勢いかんで、アジアも世界も推移する時代になりました。特にアジアでの存在は揺るぎ無いものがあります。

 かつて西欧諸国から卑下されていた有色人種の日本人が、先頭切って世界の流れに立ち向かい、遅滞なく世界の中で地位を創り上げて来たことは、壮大なドラマに匹敵するものと思いますし、西欧中心世界から世界連邦へ向かう大きな流れを作ったと感じます。

 石原氏の本の中で、戦争の悲惨さも検証されていますし、憲法論議にも注文をつけていますが、こと日本への熱き思いは心振るわせるものがあります。石原氏は、今の日本人に「日本は凄い、自信を持ちなさい」と何度も訴えているように感じます。

日本の各地方を、元気にして行きたいですね。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 22:18│Comments(0)私の意見
 
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