原発を無くし、続可能社会を日本から始める

2011年06月07日

原発を無くし、続可能社会を日本から始める

~将来は機体を限りなく軽く作ったソーラー飛行機が飛ぶ~

・熊本は、地域エネルギーで充分まかなえる

 今年2月末に崇城大学の逸見二郎教授の最終講義を聴講した。逸見氏は、太陽光発電を中心に自然エネルギーの研究を続けて来た科学者だ。1997年九州で初めて太陽光発電に関する研究集会が熊本市であり、太陽発電の将来性を熱く語る逸見氏に惹かれた。
 最終講義の内容は、地方における再生可能エネルギーの可能性だった。「熊本は、水力発電、地熱発電では日本の上位にあり、地域エネルギーで充分まかなえる」と強調し、五木村にダムを必要としない小水力発電所の計画も紹介した。


・天候に左右され、昼間しか発電しない太陽光発電では不十分

 国民の多くが、福島第一原発事故から「反原発」へ転換した気がする。首相は「太陽光発電を20%」の決意を語ったが、天候に左右され、昼間しか発電しない太陽光発電では不十分で、安定供給できる水力、地熱の利用促進が必要と思う。


・再生可能エネルギー発電の売電価格を太陽光発電並に引き上げる

 逸見氏は、「スーパーコンピューターの電力は安定している水力発電だ。今後はダム型の水力発電ではなく、環境破壊が少ない水車型や掛け流し型のマイクロ水力発電を推奨し、加えて再生可能エネルギー発電の売電価格を太陽光発電並に引き上げる政策も必要」と語った。


・「再生エネルギー社会」将来はソーラー飛行機が飛ぶ

 逸見氏の最終講義後に「化石燃料がなくなったら飛行機は飛べないのですか?」と尋ねると、「将来は機体を限りなく軽く作ったソーラー飛行機が飛ぶ」と逆に夢を語ってくれた。
 平成23年5月15日熊日朝刊に「ソーラー機 初の国際飛行」の記事を読み、逸見氏と同じように未来社会を創造しようとする科学者が世界にいることを知った。
 近い将来、地球から原子力発電、火力発電を必要としない再生可能エネルギーだけで生活できる社会を、日本から始めて欲しいと思う。


同じカテゴリー(私の意見)の記事画像
議長の活動内容について(10月)
<地域の文化レベル>数字で見る人口に対する図書館の規模、宇土市の人口は現在36483人のための図書館。
豊かさとは何かを、自分も地域も社会も含めて、考える一年になる気がする。〜令和6年、龍の年〜
令和6年元日、新年あけましておめでとうございます。
11月17日の記事
嘉島町在住の皆さんは、ぜひぜひ穴井さんに投票をお願い致します。頑張れ、穴井さん!
同じカテゴリー(私の意見)の記事
 人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜 (2025-05-15 22:54)
 議長の活動内容について(10月) (2024-11-16 20:34)
 信じれば実現する。「独立する。家を建てよ。著書を出せ」と日々イメージする。〜中村天風〜 (2024-09-17 07:49)
 <地域の文化レベル>数字で見る人口に対する図書館の規模、宇土市の人口は現在36483人のための図書館。 (2024-02-11 05:29)
 豊かさとは何かを、自分も地域も社会も含めて、考える一年になる気がする。〜令和6年、龍の年〜 (2024-01-20 07:22)
 令和6年元日、新年あけましておめでとうございます。 (2024-01-01 07:25)

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:21│Comments(0)私の意見
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。