教育と劣等感について、(ミクシィ、コメントの返事)

2011年03月07日

教育と劣等感について、(ミクシィ、コメントの返事)

すみません。書きっぱなしになっていました。

 私は、大学を何度も受験して、落ちて社会人になりました。
当時は、周りに人を近付けないような状況に、自分を引き籠り状態でした。これを、引っ張り出したのは、叔父の友人でした。

1年、身体を使う引っ越し業で、作業員で働きました。

 しかし、もう一度学ぶ必要があると、22才の時専門学校に入学します。これを、何も言わず、認めたくれたの両親でした。
 実は、半年間再度大学受験の準備しますが、年齢の21才で、半年考え続けて決めた結論が、30才で独立で一本立ちできる建築士を目指しました。色々調べると、専門学校が一番身近い道のりと分かりました。

なぜ、建築か。

 父は、小学校しか出ていません。しかし、戦後大工の弟子になり、苦労して建築業と農業を続けながら、たくさんの兄弟と子どもたちと育ててきました。日ごろは、何も語りません。教育について一言もいいません。ただただ、家族のため働き続けた人です。

四書五経の「礼記」に、西周の副宰相の謝安の家庭教育のエピソードがあります。

(抜粋)
(副宰相で、学者である)謝安の妻が、日ごろ子どもをおしえない態度に、「あなたは、子どもになにも教え無い」と嫌味を言います。すると、これに対して謝安は、「私は、毎日教えている」と答えた。
(以上、「礼記」解説より)

 教育とは、大人たちの日々の振舞いそのものが、最大の影響を与えることを、謝安は体現して見せていることを、妻に言ったのだと言われています。

 今の大人たちは、子どもの前、妻の前、あるいは仕事仲間、地域活動で、人の「模範」となる行為を、日々続けている人は少ないと思います。
 私自身も、人に対する言動で、反省することばかりですが、しかし常に反省をする気持ち続けたいと思っています。

 また、孔子に教えに「仁」というものがあります。仁は、思いやりのことです。相手の状況を心配する。
 もし、子どもが川に落ちそうになったら、駆け寄って、引きとめようとする、と思います。その思いそのものが、仁の心です。

 私は、相手を思いやること、率先垂範の言動こそが、教育の最も大事な人間の仕事と思っています。

 謝安は、子どもを愛しています。だから、子どもの「範」になるような言動を、家の中で続けれらたと思います。愛情があるから、自分を律する。愛情があるから、相手を許せる。

 人間にもっとも大切な心情は「恕」と孔子が言っています。議論にしろ、ケンカにしろ、終われば、相手をことを思い「許す」ことができるかだと。

 私の日記で、議論をして頂き感謝致します。
 私の日記は、始めたころから議論自由にして来ました。ただ、終われば、意見は違えど、互いのことを理解して欲しいと思っています。
 今回、議論に参加して頂いた方、読んで頂いた方は、これを機会に、ご縁ができると良いなと願っています。
 答えになっているか、わかりませんが、このコメントに、ご意見を頂ければ幸いです。

野口修一



・議論の元になった日記(16人のコメント)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1684461999&owner_id=2182841



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Posted by ノグチ(noguchi) at 15:45│Comments(0)私の意見
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