宇土市民からお手紙を頂きました。ご意見に感謝申し上げます。

2011年02月08日

宇土市民からお手紙を頂きました。ご意見に感謝申し上げます。

 今日は、昼過ぎから崇城大学の逸見教授のところへ、本をもらいに行きました。昨日、熊本日日新聞で「Labo」のコーナーに逸見次郎教授のことが掲載されました。逸見先生とは、14年前に「九州自然エネルギー研修会」で出会い、以来いろいろな場面でご指導を受けて来ました。今年、退職をされるので、小学校用の出前授業のために集められた小中学校の理科系の本を譲ってもらうためでした。
 そこへ卒業生が、「来年から会社で太陽光電設備の販売部門に回ります」と喜びの報告に来ていました。師弟関係とは良いものだと思いました。段ボール2箱のいっぱいの本を頂き、整理をして地元の小学校と中学校へ届けることになりました。

・「一市民より」からご意見
 帰宅したら、「一市民より」差出人から、お手紙が来ていました。
 送って頂いたのは、2月5日に熊本日日新聞の投稿欄「読者の広場」に掲載されたからだと思います。厳しいご意見をもらいました。

 私の投稿の内容は、無認可(認可外)保育所のことを書いたのですが、熊日の「読者の広場」担当と文言のことで、意見を交わす中で、題が「認可外保育所」から「夜間保充実」の見出しとしてはとアドバイスがあり、「夜間保育充実 支援と改善を」になりました。

 お手紙の内容は、夜間保育の前に、議員削減が先だろうとのご意見でした。もっともと思います。また、ある議員は、市長選挙の落選後に、また市議選挙に出た。市議は、市長選挙の受け皿になっている、と市議に対して厳しいご指摘もありました。
 更に、18名の議員報酬の年総額約8千万円、更に政務調査年総額430万円が、本当に意味あるように使われているのか、疑問ともありました。
 議員が多いとのご指摘で、現在の18人を10名に減らし、地区から選出する方式にすると良い。などご意見を頂きました。

・市民有志10名で、市民マニフェスト作り
 実は、一昨年秋から4ヶ月半かけ、市民有志10名で宇土市長選挙に向けて、市民マニフェストを作りました。6回の会議と、2度の研修会、アンケート等をまとめたものが「宇土市民マニフェスト2010」です。

 ・宇土市民マニフェスト2010
http://utoshiminmanifesto.otemo-yan.net/c4031382.html

 アンケートのご意見で、一番意見が多かったのは、議会改革です。まず議員自らが襟を正すべき、と言うご意見が多くありました。政策・アンケートは、全てネット上の載せてありますので、検索下さい。
 
 私の熊日の投稿の背景をすこし説明します。

・認可外保育所「やまなみこども園」
 わが家の子どもたちは、二人とも熊本市東部にある認可外保育所「やまなみこども園」に、18年前から4年間づつ(合わせて7年)通いました。30年を越える歴史と実績のある保育園で、現在120名(当時約100名)を越える園児が通っています。
 認可外(無認可)ですから、熊本市、熊本県、国の助成はありませんでした。15年くらい前から、熊本市だけ、1年に1回だけ、健康診断受診時に1000円だけ助成がありましたが、保育助成は0円でした。状況は、今も変わりません。当時、認可外保育所の保護者で、何度も熊本市役所へ助成の請願に行きましたが、変わりませんでした。
 当時の「やまなみ子ども園」は、木造アパートを改造して園舎にして、よその保育園からすれば、ここが保育園というみすぼらしい建物で、保育が行なわれていました。労働条件も大変厳しいものでした。
 そんな風景を毎日見ていたので、今回の夜間保育の労働条件改善につながればと、投稿しました。色々ご意見が来ると、覚悟していました。

・市議会議員削減の要望が約7割
 前置きが長くなりました。市民マニフェストを検索して頂くと、マニフェストを作るためのアンケートで一番厳しかったのは、阿久根市や名古屋市の選挙の争点の一つ、議会改革です。特に、ネット社会になり、議員が18人は必要ないの意見が多くありました。
 アンケートでは、

・何人減らした方が良いか
 18人→12人:48%
 18人→10人:26%
 (財源確保の方法)に内容掲載
  http://utoshiminmanifesto.otemo-yan.net/e273582.html

多くの市民が、議員数削減を求めています。私の選挙広報では、議員数削減をテーマに上げています。読まれた方も多く居られると思います。選挙後に、地域の方から、議員削減を期待している、とお手紙いただきました。
 私の目指すのは、アメリカのテネシー州のチャタヌーガ市とか、8年前に誕生したサンディ・スプリングス市のような、市民力で活気あふれる地域が望みです。

・サンディ・スプリングス市
 アメリカ東部に誕生したサンディ・スプリングス市は、人口約9万人で、8年前に大きな市から住民投票で独立した新しい市です。
 新しい市役所は、貸しビルの中、市長はもちろん一人ですが、市議は7名、市職員は7名、市の業務は民間に全て委託しています。業務の受けている民間事業所の職員数は155名で、24時間サービスを実現しています。市民満足度98%。日本と自治の歴史が違うので、急にここまで行きませんが、そんな町が世界にあるのです。
 
・市事業の仕分け(市役所・議会・教育委員会、等々)
 今朝の熊日の社説に、民主党「こども園」について書かれていました。読む中で、税金を投じる子育て支援ですが、認可外を認可にするのも必要ですが、今在る認可園の保育状況を検証することも必要と思います。 
 国の事業は、仕分け作業で精査されていますが、県や市の事業はどうか、市民の目線で「仕分け」が必要と思います。わが家の子どもたちの通った「やまなみ子ども園」の園長は、熊本県立大学、熊本学園大学の講師も務めるような保育者です。九州の保育園から注目をされているくらいの保育内容ですが、でも認可外保育所のままです。
 逆に、認可園の保育内容も精査されるべきではないかと思います。少ない税金を、いかに有効に子育て支援に当てるか、宇土市の保育所は民間といえども、多くの税金を投じて運営されています。今後は市民の目線で、小学校のコミュニティースクールのように、保育園の運営にも「仕分け」が必要な気がしています。

 昨年までは、熊日の読者の広場に投稿しても、ご意見はありましたが、匿名のお手紙を頂くことはありませんでした。しかしこれからは、いろいろな形で、志を持つ市民の方と、意見のキャッチボールができると良いなと思います。
 本日、お手紙を頂いた方に、感謝するとともに、勉強を積みかね、日々の活動を充実させて行きたいと思います。このブログの紙面を使って、お手紙を頂いた方にお礼を申し上げます。

・野口修一の公式ブログ
 http://noguchi-shuichi.at.webry.info/


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Posted by ノグチ(noguchi) at 17:07│Comments(0)私の意見
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