家訓「伝家宝」(安岡正篤)

2010年06月01日

家訓「伝家宝」(安岡正篤)

一、我が幸福は祖先の遺恵、子孫の禍福は我が平生(へいぜい)の所行にあること、すでに現代の諸学にも明らかなり。

ニ、平生・己れを省み、過ちを改め、時理を正し、恩義を厚くすべし。百薬も一心の安きに如かず。

三、良からぬ習慣になれるべからず。人生は習慣の織物と心得べし。

四、成功は常に苦心の日に在り。敗事は多く得意の時に因ることを覚るべし。

五、事の前に在りて怠惰、事に当たっては粗忽(そこつ)、事の後に於ては安逸、これ百事成らざる所以なり。天才も要するに勤勉のみ。

六、用意周到なれば機に臨んで惑うことなし。信心積善すれば変に遭うて恐るることなし。

七、不振の精神・退廃せる生活の上には、何ものをも建設するに能わず。永久の計は一念の微にあり。
 (以上、安岡正篤語録「一日一言」


 これは、私のとても重要な安岡先生の訓示です。

「七条の家訓」としてぜひ参考に、してください。

真の学問(教養)から、人の人格は育ちます。

その教養の多くは家庭で、一番影響を受けるのは両親と思います。私自身、日々の身の振る舞いが大事と思います。

安岡先生の教示を、繰り返し読み、自分を省みたいと思います。

*参考資料:安岡正篤語録「一日一言」





Posted by ノグチ(noguchi) at 16:22│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。