(龍馬の魅力)人間の一級品主義、独創的人間関係。向上心。

2010年05月13日

(龍馬の魅力)人間の一級品主義、独創的人間関係。向上心。

 自分自身で人脈をどう作るかで、後半生の人生が決る。そんなことを先輩が語った。これは、電通の4代目社長の吉田秀雄氏も、次の言葉で語っている、

 「人生の3回り目(25~36才)の時期、どんな人と出会い、どんな勉強・経験をしたかで、後半生の人生が大きく変わることが多々ある」と。

 仮に30代前半のあなたは、今何をされていますか?

 そこから、人生の巻き返しが始まります。気付づかなかった人は、それで終わりですが、世の発展には、必ず人がいます。変わったのでなくて、変わって行く事が必要です。

 坂本龍馬の独創的な人間関係は、彼自身の個性とも言われますが、これは参考するべき人物ではないかと思います。その一端を羅列してみました。

 龍馬は、人との出会いを重視する「一期一会」。したがって、合う人を選ぶ「(その分野の)一流人」を求める。そのために自分自身も高める努力をつづける。残り少ない人生の時間を知っているかのように、二流品、三流品、四流品の人間には合わない。自分の領域(社内や地域)よりも、領域外の人脈づくりに力を入れ、日本人であることも忘れない。常識は変わる、時代の変化により、付き合う先導者を変えていく。良き先輩(人格者、教養人)との交友を大切にしていく。先輩と語るときに「聞き上手」になり、会話の中から新しい発想・アイデアを探り出したり、創造したりする。そのアイデアを、臆せず即断実行していく、並外れた「行動力」にある。

 坂本龍馬は、人を惹きつける魅力があったと聞きます。また、幕末の維新の英雄の西郷隆盛を「西郷隆盛に3日会うと、若者たちは離れなかった」と何かの本にありました。

 人を惹きつける魅力とは何か?

 童門冬二氏の著書に、龍馬の魅力分析がありました。その一部を紹介します。

 龍馬の言動の底には、市民精神があり、また社会のうねりの中でも、自分の心(良識)をしっかり持ち、揺らぐことがない。そしてエネルギッシュであり、自己変革を続け、自分の殻を破り続た。常に一生懸命、命がけの行動をした。人間が大好き、他人への愛情を常に持つ、優しさの持ち主。どこまで伸びるか分からない未完成品の魅力。見た目には剛胆だが、実は謙虚で親切だった。自分の限界を認識し、徐々に実力を出すタイプ。いつも女性に好かれ、また女性を愛していた。

 この原動力は、やはりいろいろなことへの「興味・関心」の探究心にあるように思います。その根底に在るのが、人々の幸せ、幸福の実現だったのではないかと思っています。

 坂本龍馬は、生まれた日と、暗殺された日が、同じ月日です。司馬遼太郎は、「天から送られた志士」という意味の言葉で、龍馬の33年の人生を表現しています。得に活躍した最後の5年間、色々なぞの多い龍馬ですが、短く、太く生きた人生は、やはり現代の人を惹きつけるに十分の魅力を秘めています。
 今年、「龍馬伝」で更にヒートアップするでしょうが、龍馬の目指した日本、世界を少しでも知ることができれば良いなと思っています。

*参考資料:童門冬二著「坂本龍馬に学ぶ」


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:39│Comments(0)私の意見
 
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