西鉄バスジャック10年、謝罪受け入れ、再会望む=癒えぬ遺族も

2010年05月03日

西鉄バスジャック10年、謝罪受け入れ、再会望む乗客=傷癒えぬ遺族も

■謝罪受け入れ、再会望む乗客=傷癒えぬ遺族も-西鉄バスジャック10年(時事通信社05月02日)http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1196216&media_id=4

>17歳の少年が福岡県で高速バスを乗っ取り、乗客1人を殺害、4人に重軽傷を負わせた「西鉄バスジャック事件」は3日で10年。謝罪を受け入れ、成人した元少年との再会を望む乗客がいる一方、心に深く刻まれた傷がいまだ消えない遺族もいる。

>乗客だった佐賀市の山口由美子さん(60)は、顔や首に切り付けられ、重傷を負った。今も傷跡がほおから鼻の下に残る。しかしバスの中で牛刀を振りかざす少年に、同い年で不登校の娘の姿が重なった。「(社会に適応できない)彼の悔しさ、つらさが分かった」。

>医療少年院に収容中の2005年、3回面会した。「本当に申し訳ありませんでした」。その言葉を心からの謝罪と感じ、うれしかった。2人きりの時、本音を話してくれたと思った。「なぜこんなことをしたのか考えてほしい」と投げ掛けた。

>06年、元少年が退院して1カ月ほどたって手紙が届いた。「報告が遅くなってすいませんでした」。返事を書いたが、2通目は来ず、投げ掛けた問いの答えは聞けていない。「どんな思いで生きてるか。近況も知りたい」。再会を待っている。

>母達子さん=当時(68)=を殺害された同市の塚本猪一郎さん(53)は事件後、家族を立て直すことだけを考えてきた。事件後、長女(24)は生活が荒れ、高校を中退。次女(20)も中学に行かなくなった。「家の中がむちゃくちゃになった。親がすさむと子もすさむ」。家で勉強を見て、食卓を一緒に囲んだ。娘と向き合う日々を重ね、次女は今春、専門学校を卒業。長女も6月にカナダの大学を卒業する。やっと一区切りついた、と思う。この10年、子供がいなかったら家族はばらばらになっていただろう、と振り返る。「昔も今も、心の中から事件のことを消そうと努力している。恨みを言っていたら、家族が崩壊してしまう」。


 事件に巻き込まれた方々のその後の生活は、事件のことを心に抱えて、いろいろな葛藤があったと思います。


 私の学んだ先輩に、元共同通信論説委員長だった、内田健三氏がおられます。

 内田氏は、「新聞等でニュース、スクープがあるが、問題は、その事件・出来事にかかわった人たちが、その後どんな生活、問題解決、犯人となった人物との関り、さらにどう地域が事件合った人をケアしている、足を何度も運び、追跡調査をすることが大事」と語っておられました。

 このように、10年を振り返る記事、ニュースは、事件に関った人たちは、事件のことを思い起こし、嫌な面もありますが、今生きる若者たちには、事件を起こし、被害者がどんな生活をするのか、社会がどんな対応するのか知るためには、事件後の継続取材は必要と思います。

 新聞を最近読む人が減っていると言われますが、良識(世の中を良くしようという思い)ある新聞記事は、紙面だけでなく、インターネットにも多く記載をしてほしいと思います。

 バスジャック事件から10年、ふと思ったことを書きました。

 もしご意見のある方は、いろいろご意見を頂ければ幸いです。





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Posted by ノグチ(noguchi) at 09:58│Comments(0)私の意見
 
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