(連続銃乱射)フィンランド学力世界一と女性の高学歴

2008年12月02日

 12月2日比叡山延暦寺の高僧酒井雄哉氏の講話を聞いた。テーマは「恕(ゆるす)」、思いやること、境遇を受け入れ、前向きに生きることを説かれた。参加者から「子どもの夢」について質問があった。酒井氏は「夢は一瞬、現代を楽しむことが大事」と答えられました。


(連続銃乱射)フィンランド学力世界一と女性の高学歴

 11月29日地元紙夕刊に、学力世界一のフィンランドが、続く学校乱射事件でで苦悩しているとあった。事件の背景に、経済開発協力機構(OECD)の学習到達度調査で、トップを走る教育の歪がが出ているように感じます。

 義務教育は、格差や競争はないが、高等教育は能力主義。昨年の大学学位の取得比率は、男子は1/3で、勤勉な女生徒に圧倒されている。当地の新聞は、「高校以降は、ドロップアウトする少年が多く『若い男が問題』、男性には(完全な男女平等社会のため)肩身が狭い社会かもしれない」ともあった。

 ヘルシンキで遊ぶ高校生が「勉強のプレッシャーからギャングになりたい気分」と平然と語ったとあった。銃所持率の高さも要因の一つと思う。

 アフリカの少数民族が「一番の悩みは、子どもの教育」と語っていたのを思い出す。OECDと無縁の少数民族の教育論は、地域でどう人と接し、社会を盛り上げるため、自分を磨き、人格を高め、人のためにに役に立つことだと思う。本来の教育目標はここにあるように思います。

 フィンランドの高等教育期間(15~24才)の自殺者は、日本の1.5倍と高いとあった。フィンランド政府も、精神的な健康問題を重視し、支援をするカウンセラーを増員するとあった。男女平等・高福祉国家が進めば、こつこつと努力する女性が大学で活躍する社会になるのかもしれません。

*参考資料:(共同通信配信)熊本日日新聞コラム「国際底流」より


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Posted by ノグチ(noguchi) at 23:28│Comments(0)私の意見

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