言葉の調子、態度は、その人の人格を現す(小林秀雄)
2008年10月11日
(市長サミット)言葉の調子、態度は、その人の人格を現す(小林秀雄)
小林秀雄氏の語録を集めた「人間の鍛錬」の中に、人格を判断する智恵はどうやって見に付けるかの解説があった。それは、本人と直接会って話をして見ることが大事ということでした。その一文を紹介します。
(転載文)
人間は、その音声によって判断できる、またそれが一番確かだ、誰も同じ意味の言葉を喋(しゃべ)るが、喋る声の調子の差異は如何ともし難く、そこだけがその人の人格に関して、本当の意味を表す、この調子が自在に捕らえられる様になると、人間的な思想とは即ちそれを言う調子にあるということを悟る、自分も頭脳的判断については、思案を重ねて来た者だが、遂には言わば無知に自覚に達した様である、其処まで達しないと、頭脳的判断というものは紛糾し、矛盾し、誤りを重ねるばかりだ・・・・(中略)
(「年齢」18-96)
確かに、同じ意味の話をしているのに、印象はけっこう異なることがあるなと思います。政治家の失言を聞くと、なんでこの内容を、この場で言うのかとも思いますが、日常考えていることが、ついポロッと出るのだと思います。
■<石原都知事>「山谷は200~300円」発言を撤回(毎日新聞10月10日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=633751&media_id=2
>10日、石原都知事が、定例会見で、インターネットカフェなどで寝泊まりする「ネットカフェ難民」について、「山谷に行けば200円、300円で泊まれる宿がいっぱいあるのに」と、3日に述べたことについて「認識が間違っていた」と発言を撤回した。
> ただし「ファッションみたいな形で、1500円っていうお金を払っている」とした発言趣旨については「そう思ってますよ。もっと安いとこ行ったらいいじゃないですか」と改めて発言した。
発言撤回の続く政治家の失言、いざという時に人格(本来の自分)が出てくるのではないかと、小林氏の言葉を読み考える。
私自身、人に会うことも多いのですが、その場の話題の中心で居たいと思う欲望を持ったときに、ハッとした経験をする。ついつい、生半可な知識をひけらかしたい気分を持つ。人間、同じ発想をするのでそう違いはないのですが、論語の教えにも「知ったかぶりは、良くない」が何度か出てきます。
発言は、常に冷静な判断の後に言葉を発することが重要と思います。反対にこのことから、政治家の討論会、あるいはシンポジウム等々には、人間性がよく現れるように感じます。テレビの中でしか見れないですが、テレビ討論でもよく失言が飛び出す、これもその場の中心を占めたいという欲に駆られるのかもしれません。
今日は、南部九州市長サミットですが、それぞれの自治体の首長であり、企業家である5名の発表を見る機会でもあります。内容はもちろんですが、その発言の姿勢にも注目をして見たいと思います。
詳しく後日、インターネット上で、市長サミットのことをご報告したいと思います。今日から明日にかけて、ブログの記載はお休みします。メッセージのご返事は、明日の夜になると思います。では、1泊2日の催しに出かけて来ます。
>木内孝氏「南部九州市長サミット」基調講演レジュメの一部
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=957597652&owner_id=2182841
『本来農業への道』・・・何時までも続く納得の行く農業・・・
NPO法人・フューチャー500理事長
(株)イースクエア 代表取締役会長
World Wisdom Council 理事
21世紀臨調 運営委員
>(熊本県人吉市)食から見た農業を考えるシンポジウム「本来農業への道」
食から見た農業を考えるシンポジウム
南九州市長サミット「本来農業への道」
http://noguchi.otemo-yan.net/e112702.html
小林秀雄氏の語録を集めた「人間の鍛錬」の中に、人格を判断する智恵はどうやって見に付けるかの解説があった。それは、本人と直接会って話をして見ることが大事ということでした。その一文を紹介します。
(転載文)
人間は、その音声によって判断できる、またそれが一番確かだ、誰も同じ意味の言葉を喋(しゃべ)るが、喋る声の調子の差異は如何ともし難く、そこだけがその人の人格に関して、本当の意味を表す、この調子が自在に捕らえられる様になると、人間的な思想とは即ちそれを言う調子にあるということを悟る、自分も頭脳的判断については、思案を重ねて来た者だが、遂には言わば無知に自覚に達した様である、其処まで達しないと、頭脳的判断というものは紛糾し、矛盾し、誤りを重ねるばかりだ・・・・(中略)
(「年齢」18-96)
確かに、同じ意味の話をしているのに、印象はけっこう異なることがあるなと思います。政治家の失言を聞くと、なんでこの内容を、この場で言うのかとも思いますが、日常考えていることが、ついポロッと出るのだと思います。
■<石原都知事>「山谷は200~300円」発言を撤回(毎日新聞10月10日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=633751&media_id=2
>10日、石原都知事が、定例会見で、インターネットカフェなどで寝泊まりする「ネットカフェ難民」について、「山谷に行けば200円、300円で泊まれる宿がいっぱいあるのに」と、3日に述べたことについて「認識が間違っていた」と発言を撤回した。
> ただし「ファッションみたいな形で、1500円っていうお金を払っている」とした発言趣旨については「そう思ってますよ。もっと安いとこ行ったらいいじゃないですか」と改めて発言した。
発言撤回の続く政治家の失言、いざという時に人格(本来の自分)が出てくるのではないかと、小林氏の言葉を読み考える。
私自身、人に会うことも多いのですが、その場の話題の中心で居たいと思う欲望を持ったときに、ハッとした経験をする。ついつい、生半可な知識をひけらかしたい気分を持つ。人間、同じ発想をするのでそう違いはないのですが、論語の教えにも「知ったかぶりは、良くない」が何度か出てきます。
発言は、常に冷静な判断の後に言葉を発することが重要と思います。反対にこのことから、政治家の討論会、あるいはシンポジウム等々には、人間性がよく現れるように感じます。テレビの中でしか見れないですが、テレビ討論でもよく失言が飛び出す、これもその場の中心を占めたいという欲に駆られるのかもしれません。
今日は、南部九州市長サミットですが、それぞれの自治体の首長であり、企業家である5名の発表を見る機会でもあります。内容はもちろんですが、その発言の姿勢にも注目をして見たいと思います。
詳しく後日、インターネット上で、市長サミットのことをご報告したいと思います。今日から明日にかけて、ブログの記載はお休みします。メッセージのご返事は、明日の夜になると思います。では、1泊2日の催しに出かけて来ます。
>木内孝氏「南部九州市長サミット」基調講演レジュメの一部
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=957597652&owner_id=2182841
『本来農業への道』・・・何時までも続く納得の行く農業・・・
NPO法人・フューチャー500理事長
(株)イースクエア 代表取締役会長
World Wisdom Council 理事
21世紀臨調 運営委員
>(熊本県人吉市)食から見た農業を考えるシンポジウム「本来農業への道」
食から見た農業を考えるシンポジウム
南九州市長サミット「本来農業への道」
http://noguchi.otemo-yan.net/e112702.html
人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
議長の活動内容について(10月)
信じれば実現する。「独立する。家を建てよ。著書を出せ」と日々イメージする。〜中村天風〜
<地域の文化レベル>数字で見る人口に対する図書館の規模、宇土市の人口は現在36483人のための図書館。
豊かさとは何かを、自分も地域も社会も含めて、考える一年になる気がする。〜令和6年、龍の年〜
令和6年元日、新年あけましておめでとうございます。
議長の活動内容について(10月)
信じれば実現する。「独立する。家を建てよ。著書を出せ」と日々イメージする。〜中村天風〜
<地域の文化レベル>数字で見る人口に対する図書館の規模、宇土市の人口は現在36483人のための図書館。
豊かさとは何かを、自分も地域も社会も含めて、考える一年になる気がする。〜令和6年、龍の年〜
令和6年元日、新年あけましておめでとうございます。
Posted by ノグチ(noguchi) at 08:28│Comments(0)
│私の意見