<地方図書館改革>たくさんの大人向けより、少数の若い世代の学びの機会を増やすことが、若者たちの未来への夢を育む。

2022年05月03日

<地方図書館改革>たくさんの大人向けより、少数の若い世代の学びの機会を増やすことが、若者たちの未来への夢を育む。また多様性も必要だし、使いやすさも。

作家の佐藤優氏の著書『還暦からの人生戦略』を読んでいて思った。

(以下、『還暦からの人生戦略』より)
本との出会いを求めるのではなく、単に時間をつぶすために行くのだとしたら少し寂しい。私自身は、還暦をすぎてからの読書は暇つぶしではなく、しっかりした学ぶべき目的や対象があって、それを深掘りするものであってほしいと思います。〜佐藤優〜

今、図書館の在り方、使い方が問われているように思います。

その地域の文化と歴史の拠点だった図書館の役割が薄れて来ていると思います。

ネット社会になり、なんでも検索して調べることができるようになった。確かに年配者には図書館は「調べるところ」ですが、若い世代の本離れから、たまに行くと高校生の勉強の場所(自習室)になっていたり、特に夏休みなどは、高校生ばかりが目立つ。

平日に、地元図書館にふらっと寄ると、男性の高齢者がちらほらある程度、図書館の利用者も減って来ているな、と感じます。

日本も外国籍の方々が増え、多様化して来ている中、図書館も日本文化だけでなく、多国籍の文化や歴史、加えて言語も多様化する必要があると考えています。

技能実習生、農業実習生の東南アジアの若者たちが、生涯学習に使える本が地方の図書館に無い。たくさんの大人向けより、少数の若い世代の学びの機会を増やすことが、若者たちの未来への夢を育むと思います。

これからの市町村図書館は、その自治体が目指す歴史文化の"まちづくり"の発信拠点に変わる必要がある。これまでの受け身の貸し出し図書館から、多様な文化の発信する情報源、交流拠点に変わることが必要と考えています。

新しい図書館、今月、最新の「まちなか図書館」を見学に行こうと仲間と計画中です。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:35│Comments(0)まちづくり未来社会私の意見
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