〈三種の鏡〉何に照らし(測っ)て、自分の行動を評価するか?

ノグチ(noguchi)

2013年01月04日 07:43

〈三種の鏡〉何に照らし(測っ)て、自分の行動を評価するか?

おはようございます。今朝は-3℃、冷えました。早朝ウォーキングは、防寒対策ばっちりで出かけましたが、身体が温まるのに時間がかかりました。

さて、自分の行動を自分で評価することは、なかなか難しいものです。また、これから何か計画をする時に、何を基準に企画するかは、さらに難しい。

自分の言動、身なり、事業、経営、等々、自分の行動基準を持つことが必要と思います。古い時代のリーダーたちも悩んだ。

唐の太宗は、ご意見番の魏微が死んだとき、「魏微の死によって、私はこの貴重な鏡のうち一つを失ってしまった」と嘆いたそうだ。

ご意見番の居る人は良いが、一般人は何を基準にするか?
中国古典の『十八史略』の解説本に、人の行動を評価する基準(鏡)のことが書かれていた。

「銅をもっ鏡となさば、衣冠を正すべし。古をもって鏡となさば、興替を見るべし。人をもって鏡となさば、得失を知るべし」

意訳すると、〈銅鏡は、それによって衣服の乱れをなおすことができる。歴史を鏡とすれば、興亡の原因を知ることができる。そして、人を鏡とすれば、自分の行動の当否を知ることができる〉になる。

私の社会活動の指導者が、「自分を時々、上から、横から、後ろから、分析する時間を持て」と訓示します。その基準は、〈三種の鏡〉で測ることが、肝要と思います。

今日から初仕事の方も多いと思いますが、行動を起こす前に、三種の鏡で自分を測って見るのも良いかもしれません。2013年を充実した1年にできるようにしたいものです。

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