オミクロン株の国内感染拡大と米軍基地の存在。〜感染対策で考え方にズレ〜
「欧米諸国は、オミクロン株をインフルエンザ並みの感染症と思っているのでは?」
政府は、これまで水際対策を徹底すると、空港での検疫を重点的にやっていたが、沖縄県の米軍基地、山口県の岩国米軍基地から、じわり広がったオミクロン株の感染拡大が、国内の市中感染源になっていることから、もう水際どころではないと判断した。
100年前のスペイン風邪の発生源は、米国内の米軍基地から始まったことを、思い出した。
集団生活、施設内の緩い規律から、一気に広がった可能性が大きい。オミクロン株に対する米軍の対応が、そのまま市中感染まで広げてしまった。
オミクロン株の感染が、急速に拡大する中、大阪府の吉村知事は、
オミクロン株は重症化しにくいとして「その状況なら、人の生活に制約をかけるのは違う」と市役所で記者団に述べ、経済活動を維持する必要性を強調した。
(以上、熊日の共同通信配信記事から)
>全国の感染者 オミクロン株の疑い46%
デルタ株は沈静化し、すでに市中感染のほとんどはオミクロン株に変わっているのだろう、と推測します。
米軍基地は、重症化しにくいオミクロン株の対応は、米国政府の意向と同じく、"緩かった"ことから、基地外へ感染が染み出したことは間違いない。
国内の米軍基地周辺では、すでに市中感染が始まっていて、それが国内感染拡大の要因の一つになっていると思われる。
〜沖縄県、山口県、広島県が、蔓延防止等重点措置の適用へ〜
今後は、爆発的に感染拡大するのに、各自治体の対応はどうなるか。今回、米軍基地周辺では蔓延防止等重点措置が適用されるが、他の地域では必要か、経済活動の規制について悩むところだろう。