持続可能社会に必要な、5つのことば(ツール)
持続可能社会に必要な、5つのことば(ツール)
最近「成長の限界」の文字を目にします。35年前の著書が語源、人々は地球に限界があり、危険な状態と気付き始めています。今年のノーベル平和賞のアル・ゴア氏の映画「不都合の真実」は、環境破壊の現実を知らせ、世界に大きな衝撃を与えました。
既に地球の扶養力(再生力)は、1880年に越え、再生不可能な世界へ突入していると2005年3月発刊の「成長の限界 人類の選択」に、これから持続可能な社会へ転換するのに必要な五つのキーワードは、「ビジョンを描くこと、ネットワークをつくりこと、真実を語ること、学ぶこと、そして慈しむ事」と書かれています。
全てが聞きなれた言葉の目的が、持続可能な地球を存続させるためにあることです。本の一節に、持続可能な社会の定義が在ります。「将来の世代が、そのニーズを満たすための能力を損なうことなく、現世代のニーズを満たす社会」
また環境問題を書いた小説「恐怖の現実」の著書マイケル・クライトン氏は、「この地球の現状を改善する最後のキーワードは、゛愛゛」と語っています。甘いかもしれませんが、5つのキーワードの最後の慈しむ事こそが、現代も次世代も生き延びる知恵を醸し出すエネルギーのなると信じます。
今の地球環境は、瀕死の状況です。扶養力のピークを越えて25年が過ぎ、森林も水も、食料も人口増加と逆に不足しています。貧困、温暖化、紛争等は、「利」を求め続ける人間への警鐘と思います。世界人が、慈愛の心を思い出すことが必要です。
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