被災地へ心温まる支援物資、今後の報道姿勢が問われる

ノグチ(noguchi)

2011年04月16日 08:04

被災地へ心温まる支援物資、今後の報道姿勢が問われる

 昨日の夜、友人が素敵な思いの詰まった、東北への支援物資を持って来てくれました。心をいやす本と、言葉を書き込んだ作業用の軍手です。仕事は学習塾をされているのですが、通っている子どもたちや保護者が軍手に一言、一言書いたとのことです。
 持って来てくれた方は、地元の教育委員や児童民生員もやっている方で、被災地の厳しい状況にある子どもたちに何かしたいと「できることしかできませんが」と、塾が終わった後、私の自宅まで持って来てくれました。ありがたいと思います。

・ここ2日間、新聞、ラジオの取材
 実は、ここ2日間、新聞、ラジオの取材を受けました。若者が中心になって活動をするNGOである「東日本大震災・熊本支援チーム」を取り上げたいとの要望からです。
 一昨日は、地元のFM熊本からで、4月21日午前6時45分からのFM系の全国版で紹介したいと取材を受けました。

・熊本の若者の行動が注目と賛同が
 4月11日の夜に東北へ走った青年2人、同日に熊本で支援物資を呼び掛けた青年、その行動に賛同し集まった若者が30名、4日間で20tの物資と、仕分けに200名を集めたエネルギーには、脱帽でした。すばらしい行動と思います。

・新聞記者、アナウンサーも現地を見るべき
 昨日は、西日本新聞から取材でしたが、九州の新聞社は、東北の現地まで取材に行けないのが現実です。現地で活動し、現地を見て来たの方々のお話を聞き、また市民が主導する現地ボランティアの被災地支援に関心を持っていますとのことでした。
 ラジオ、新聞の取材で記者・アナウンサーと意見を交わす中で、関心が高かったのが、テレビ報道が被災地の状況を流さなくなる時期から、被災地以外の国民が関心が薄れていく。報道で最も大事なことは、国民にいかに関心を持ち続けるようにして行くかではないかと、注文をした。

・復興活動に思いを馳せる
 私たちの熊本支援チームは、支援物資を送ることは最重要なことですが、関わるスタッフやボランティアが、現地へ出向き、現地の人とご縁を作り、交流をして行くことが重要と思っています。被災地の人たちと知ることで、思いが伝わり、互いのことを思いやることから、互いに元気をもらえると思います。「私たちが知っている。私たちを知ってもらっている」。被災地の人たちの復興活動に思いを馳せることが重要と思います。

・東北を元気に、日本を元気する活動に参加したい
 今週末から、スタッフが支援物資配送に使ったトラック(レンタカー)を、東北へ引き取りに4名が行きます。ただ車を取りに行くのでなく、一人は陸前高田の慰労会に参加を兼ねて、一人は石巻市の拠点を置く全国組織のNGOとの今後の支援協力のため、一人は熊本へ来た被災地の中学生たちとの交流も兼ねて、復興には10年とも、20年ともかかると言われます。遠い九州ですが、震災の復旧支援をご縁に、今後、被災地の方々とつながって、東北を元気に、さらには日本を元気する活動に、微力ながら参加したいと思っています。

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