人を招く、人に招かれる。出会いの演出はなかなか難しいですが、人間を育てる場でもある。〜異業種交流会「四季の会』〜
7年ほど前に、リサイクルブック店で見つけた作家の田辺聖子さんの文を集めた本『苦味(ビター)を少々』は、夜寝れない時に時折開きます。
(以下、本より)
客を迎えるというのは、自分が主になり柱になることなので、ぐうたらや未熟ものではつとまらぬわけである。
気概のない人間は、自分が人を招ぶより、人に招ばれ客となって大切に扱われたがるのであるらしい。
〜『姥ざかり』〜
果たして私は"どちらか?"
最近は、客を招くことは少なくなっていますが、以前にやった人物の出会いでは、あるイメージを持って場の設定を行った。その後のことは書きませんが、田辺聖子さんの文を読み、なるほどと思い、振り返りました。
私は、異業種交流会を四半世紀続けてき
ました。異業種の方々に集まってもらうには、まず自ら来てほしい方の所(事務所や現場)に出向くことから始まります。これまで、2千人近い方のところへ伺いました。そのなかで、つながっているのは、ほんのひと握りです。
この世に生まれて誰と出会うか?
あなたは招く側ですか?
招かれる側ですか?
コロナ禍から、開催が少なくなった異業種交流会「四季の会」を、そろそろ開催でもしましょうか。
人を招く工夫とは何か?
38歳からの同業種交流会以来、考え続けているテーマかもしれません。
今夜は、昼寝をちょっとしたせいか、なかなか眠れずにいて、枕元の本読んでいます。