<対立から和解へ>ニ気感応してもって相与(あいくみ)するなり。〜沢山咸『易経』〜

ノグチ(noguchi)

2023年02月18日 12:25

<対立から和解へ>ニ気感応してもって相与(あいくみ)するなり。〜沢山咸『易経』〜

感応
感通
感動
感覚
感化
感触
感和
感情
感心

易経の「咸」は、感の古字。

咸は、祝詞をあげて神の感応を待つことから、始まった言葉。

咸は、自らの心の中に神を感じれるか?

解説に以下の一文があります。

(以下、『易経一日一言』より)

「ニ気」とは陰と陽の気。ニ気が交感して万物は形成される。恋愛、結婚もニ気の交感である。もともと質が違い、反発し合うニ気であればこそ、感応し合い、相与(あいくみ)するのである。
(以上、本より)

神は、自らの心の中に在る。

相対する人間が、考えは違えども、それぞれの良さを見抜き、相互に感じ、相乗効果で難題を乗り越える。

人だけでなく、地域や国も、違う考えは有れど、相互の良さを見抜き、協力できるのが人なのではないかと思う。

不都合、不仲は、いつかそれぞれが感応して、協力できる仲間となれることを目指してほしい。

中国古典から学ぶ、和解への道。



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