<対立から和解へ>ニ気感応してもって相与(あいくみ)するなり。〜沢山咸『易経』〜
<対立から和解へ>ニ気感応してもって相与(あいくみ)するなり。〜沢山咸『易経』〜
感応
感通
感動
感覚
感化
感触
感和
感情
感心
易経の「咸」は、感の古字。
咸は、祝詞をあげて神の感応を待つことから、始まった言葉。
咸は、自らの心の中に神を感じれるか?
解説に以下の一文があります。
(以下、『易経一日一言』より)
「ニ気」とは陰と陽の気。ニ気が交感して万物は形成される。恋愛、結婚もニ気の交感である。もともと質が違い、反発し合うニ気であればこそ、感応し合い、相与(あいくみ)するのである。
(以上、本より)
神は、自らの心の中に在る。
相対する人間が、考えは違えども、それぞれの良さを見抜き、相互に感じ、相乗効果で難題を乗り越える。
人だけでなく、地域や国も、違う考えは有れど、相互の良さを見抜き、協力できるのが人なのではないかと思う。
不都合、不仲は、いつかそれぞれが感応して、協力できる仲間となれることを目指してほしい。
中国古典から学ぶ、和解への道。
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