「かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂」(吉田松蔭)〜明日は高校の卒業式〜
<やむを得ざる勢い>「かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂」(吉田松蔭)〜明日は高校の卒業式〜
2月は28日が最後、いよいよ明日から春・3月なのですが、今朝も1℃まで下がりました。今年は、なかなか遠い春の気候です。
冒頭の言葉は、『佐藤一斎一日一言』の2月28日の訓示です。
(以下、本より転載)
已むべからずの勢に動けば、即ち動いて括られず。枉(ま)ぐべからざるの途を履(ふ)めば、即ち履んで危うからず。
【訳】
やむにやまれない勢いで活動をするならば、邪魔立てされることなく自由に動ける。曲げようのない正しい道を進むならば、何も危険なことはない。
(以上、『佐藤一斎一日一言』より)
何事にも勢いが必要と思う。
勢いとは何か、それは志に基づく行動である。
その志に必要なのは、
>曲げようのない正しい道を進む
冒頭の吉田松蔭の言葉は、
「かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂」
辞世の句と言われる歌ですが、人間は末期になっても、保身でなく、志によって行動せねばと思います。
明日は、多くの高校の卒業式が行われます。今年も来賓は招かない質素な式ですが、生徒は学舎を後に、新たな世界へ旅立つ日です。自らの輝かしい未来を信じて、貪欲に学び行動してほしいと願います。
関連記事