<過疎地の教育支援>「教育の三大原則」(『民主主義と教育』ジョン・デューイ著)から、現代教育を考える。

ノグチ(noguchi)

2022年02月22日 09:08

<過疎地の教育支援>「教育の三大原則」(『民主主義と教育』ジョン・デューイ著)から、現代教育を考える。

枕元にある本の中から、経済学者の宇沢弘文著『人間の経済』を開くと、教育についての考え方を語っていました。

以下、ジョン・デューイの「教育の三大原則」について書かれていました。

(以下、本より)

第一は、社会的統合。
子どもたちが学校の教室と言う場で、他の子どもたちと一緒に学び、あそぶことで一人前のなんかに成長したするのを助ける。〜アメリカは、特に十九世紀は典型的な移民社会でしたから〜

第二は、平等に関わる原則。
どんな僻地に生まれても、どれほど貧しい過程に育ったとしても、その時々の社会が提供できる最高の教育を、すべての子どもたちが受けられるようにする。

第三は、一人ひとりの子どもの知的、精神的、道徳的な側面の発達を助ける。
子どもたちはみなinnate(生来的)に、あるいは後天的に独特の能力と性向を持っている。それらの良い面をできるだけ生かしながら、同時に社会的な存在としてバランスのとれた人間に育てる。
(以上、宇沢弘文著『人間の経済』より)

この三原則は、日本の教育の基本的な考え方になっている、とあります。

さて、現代教育の現状はどうでしょう?

毎日、イジメの話が新聞に出ないことは無い。

教育現場に任せっきりの家庭教育の現状。さらに食育も。

デューイの「教育の三大原則」を、今の親世代は理解して学校と向き合う必要性か改めて思っています。

しかし、私自身は子育てを終わったものですが、子育て時期に、三大原則を知ってやっていたか?問われると、返事に困るのです。

個性の違う二人の娘たち、手探りでやっていたなぁ、と振り返ります。

子育ては、親も初めての体験であります。

ただ、三つの三大原則を知っていることは必要です。特に、過疎地に住む我々家族は、

>第二は、平等に関わる原則。

「どんな僻地に生まれても、どれほど貧しい家庭に育ったとしても、」

教育基本法の根幹にある考え方で、地方在住の家庭は、国へ県へ要求することができることを知るべきですし、もっと意見を出すべきと思います。

日本の人口は、都市部と地方は、確実に偏在し、年々偏りが強くなっています。ジョン・デューイの「教育の三大原則」から、過疎地の教育に、国は支援をもっとすべきと思いました。

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