<和=結束>権力主義、利己主義の私的欲望を捨て、公共精神を振い起こす意外に道は無い。〜東アジアの危機回避を願う〜
<和=結束>権力主義、利己主義の私的欲望を捨て、公共精神を振い起こす意外に道は無い。〜東アジアの危機回避を願う〜
安岡正篤先生の講義録『日本精神』に、吉田松陰のことが書かれています。今年は、明治維新から150年です。遠いと感じますが、長生きの家系では、自分の祖父母の祖父母が見た「直接見た幕末維新」出来事を、自分の祖父母から聞ける時間です。
実は、私が長い指導を受ける東京の木内孝氏の祖母は、福沢諭吉の四女で、福沢諭吉の生業の事を聞かされた、と話されていました。
幕末維新を乗り越えた日本人の結束(和)は、どうやってできたか?
またまた、安岡正篤先生の訓示から、引用します。
(以下、『安岡正篤一日一言』より)
如何にして日本に和を実現するかということになれば、これは礼を本として、即ち世の中の権力主義、利己主義といったような野望を排し、私を捨てて、公に向かう公共精神を振い起こす以外には道はないのであります。民族を救い、国家を救って、この日本に真の平和と独立とを保全するためには、日本民族の結束をはかる以外にないのであります。
(以上、本より転載)
東アジアの危機的緊張感の中、世界の指導者たちは、連携を強化し始めています。中国古典に「窮鼠猫を噛む」とのことわざがあります。
西郷隆盛は、江戸城に立て篭もろうとした幕府軍の逃げ道は確保(海舟の策とも)して、江戸無血開城の交渉に当たり、江戸の町が無傷で残った。
「窮鼠猫を噛む」的な圧力にならぬように、日本人が結束して、あらゆるチャンネルを使い、東アジアの緊張状態を解くような動きになることを望みます。
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