「法の目的は、自由を保護し、拡大することなのである」
〈憲法改正論議〉「法の目的は、自由を保護し、拡大することなのである。法のないところに自由はない」~ジョン・ロック~
地方政治とは福祉の充実を目的とする。と書いたことがありますが、「国政とは何だろうか?」と考えるとき、なかなかその本質を上手く説明できない。そんな時読んだ『一日一名言』(関厚夫編著)に、17世紀のイギリスの思想家ジョン・ロックは、政治権力について語っている。
(以下、転載)
政治権力とは、所有権を規制し、保護するために死刑とそれ以下のあらゆる刑罰をふくむ法律をつくり、執行し、外敵から国家を防衛する権利のことであり、すべてそのようなことを公共の福祉のためにのみ行う権利である」
(以上、関厚夫編著『一日一名言』より)
今、にわかに憲法改正が、参院選の論点にすべく自民党のマニフェストに上がるように報道は語るが、果たしてどうか?
法は、時代によって変化してきたことは確かですが、国の歴史も踏まえて法律は変化して来た。その根本を規制する憲法は、時代変化を超えた権力者の規制を担ってきたと思います。
>すべてそのようなことを公共の福祉のためにのみ行う権利である
憲法改正の目的を語らず、改正の手続きが議論の対象になっているように思います。憲法改正は、法治国家では2/3以上の国会承認が必要とする国も多いと法律家に聞いたことがある。
思想家ジョン・ロックは、憲法改正の目的を、公共の福祉のためにのみ行う権利、と法の真理を解いている。
夏の参院選に憲法改正が議論なりそうだが、与党も野党も゛公共の福祉の改善のためにのみ゛の視点はの議論がされているか検証して行きたいと思います。
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