言葉だけでなく、分かち合う心と犠牲の心

ノグチ(noguchi)

2008年02月01日 10:29

言葉だけでなく、分かち合う心と犠牲の心

今朝、朝食をとりながら、偶然にNHKの対談番組で、作家の瀬戸内寂聴氏と、医師の鎌田実氏が出ておられました。瀬戸内氏は、作家で僧侶。鎌田氏は、長野の佐久総合病院の院長でチェルノブイリやイラクへ出向き、医療支援に努めている人です。
 対談は、人生観、死生観等で始まり、最後は次世代の子供たちへ移り、両知識人ともに、現在の国内外の不安、事件、戦争も含め、「報復でない、やさしさでしか解決しない」「国や政治家にと頼るのでなく、自分たちが日本文化の良さを広め、平和に向かうようにしたいですね」と話されていました。
 二人とも自ら行動され、文を出し続ける思いは、次世代へ強い責任から出ているし、キーワードは「愛」であるように思いました。

 今朝開いた、マザーテレサの「日々のことば」に次の一節がありました。

(本文転載)
聖書にこう書かれています。
「私は慰めてくれる者を探した。しかし、見つけることができなかった。」
イエス様、彼を慰めてくれる人を探しておられます。
その姿は、あなたの子ども、あなたの夫や妻、あなたの隣人なのです。
あなたはそこにいますか?
さあ、決心しましょう。
「私は子どもたちのためにそこにいます。
私は夫(妻)のためにそこにいます。
私は隣人のためにそこにいます。
言葉だけでなく、私の分かち合う心と犠牲の心によって」
不機嫌な顔つきの代わりに美しいほほえみを、乱暴な言葉の代わりに美しい言葉をかけましょう。
相手を慰めることのできる人であるように努力しましょう。
(マザーテレサ「日々のことば」より)

 また、遠くを人を愛せても、近くの人を理解することは難しいとも他の一節にあります。自分のために人が居るのでなく、周りの人のために自分が居るというやさしさを思い出させることばと思います。

 最近、色々な人が語る「ことば」に感動するのですが、昨日も仕事で毎日行く県央の山都町馬見原の雑貨店の老夫人から、地域の歴史、現状への思い聞き、教えを頂きました。周りの人から聴く耳を持てるか持てないかは、自分の心がけしだいで、足元の情報の質と量につながるのだなと思いました。

 昨晩、「不知火龍馬会」の世話人会をしたのですが、約半年振りに集まると色々地域の情報が出てくるのだなと思いました。
 マザーテレサのことばではないですが、自分が謙虚に聞く耳を持つこと、相手を思いやる心を持てるかで、周りから癒されることばをかけてもらえること、真の情報が入ってい来ることにつながると思いました。
 
>言葉だけでなく、私の分かち合う心と犠牲の心によって

気持ちをゆったり持って一日過ごしたいと思います。

*参考資料:「マザー・テレサ 日々のことば」いなますみかこ訳


・緒方貞子 [コミュニティ]
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・不知火龍馬会(熊本)
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