逆境こそ「先見性」をもって「夢」をかたる。(樋口陽太郎)

ノグチ(noguchi)

2012年06月14日 09:02

逆境こそ「先見性」をもって「夢」をかたる。(樋口陽太郎)

個人であれ、企業であれ、苦しい状況は度々起きる。その時どうするか?

大阪の通り魔事件についてのコラムがあった。刑期満了者の再犯の高さ、社会復帰の難しさについて書かれていた。

人は、窮地に追い込まれたときに何をするかで、その真価が分かると言われる。私もまた、同様に問われていると思います。果たして、厳しい状況に追い込まれた時、冷静に対処しているか、反省点を見つけてばかりでは、前に進めない。

アサヒビールの元社長の樋口陽太郎著『人材論』に、次のメッセージがあった。(以下、転載)

これからの時代に役立つ人材で、ありたいと思うなら、まずは、仕事を楽しむ姿勢を持つことでしょう。
「人と同じことをやっているのが楽しい」
などという人がいたとしたら、それはもうお話になりません。それは「楽しい」のではなく、単に「楽」なだけです。
楽をして、楽しい思いができるらけではありません。(略)

大阪の通り魔事件の犯人は、所持金が無くなるのが不安で、人を殺した。本当に、安易な考えだ。それで殺された人は、やりきれない。
窮地に追い込まれた時、前向きな思考で明るい未来を描けることが大事だし、その様な刑務所での人材教育が必要と思う。

樋口氏は、逆境こそ「先見性」をもって「夢」を語れと言っている。苦しいときは、心配が先に立つ。誰しもそうだと思います。
単純に話、心配性の上司が居たら、逆境の時職場の雰囲気を暗くしてしまう。しかし、先見性のある上司は職場を明るくすると、指摘しています。

だから状況が悪いときこそ、大きな夢を語ることで不安を吹き飛ばす必要がある。苦しい現実は現実として踏まえた上で、楽しいことを考えて「元気に明るく」前進しなければいけません。

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