依存してはいけないもの(『勇気の時代』より)

ノグチ(noguchi)

2012年05月27日 07:45

依存してはいけないもの(『勇気の時代』より)

今朝は、晴天の熊本、最高の運動会日和です。

安全神話が壊れた原発事業、原子力関連で生きて来た人たちは行き先が分からず、国の原子力関連の会議へ、生き残りをかけ色々な駆け引きが行われているとも聞きます。国にぶら下がり、政治家にぶら下がり、独占的に電力事業を展開した企業は、意外に組織は脆弱だったように感じます。

ジェーリストの落合信彦氏の著書に、次の言葉でコラムがあった。

依存してはいけないもの(『勇気の時代』より)

1.国に依存してはいけない
 「国は倒産しない」というのはウソ。このまま政治家と官僚の思考停止状態が続けば、数年後IMFの管理下におかれるかもしれない。

2.重要な情報の蓄積をパソコンに依存してはいけない
 パソコン自体には、情報の価値を判断する能力はない。

3.トラブルの解決を他人にたよってはいけない
 自分の殺生与奪権を放棄し、それが将来、致命傷になっても自業自得だ。

4.地位が上がっても肩書きに依存してはいけない
 名刺の肩書きが変わっても、アマがプロになれるわけはない。

5.偏差値に依存してはいけない
 知識と知恵は別物、覚えると考える能力は似て非なるもの。

6.一流会社の看板に依存して仕事をしてはいけない
 仕事に付加価値をつけるのは、あくまでも人間である。看板で仕事をするのは、看板屋だけ。

7.夢の実現を奇跡に依存してはならない
 そこそこの努力で成功者になれる確率はゼロである。

8.大金を掴む夢をギャンブルに頼ってはならない
 公営ギャンブルは、為政者が合法的に庶民から金を巻き上げる手段。

9.自分の安全を他人に依存してはいけない
 自分の安全・安心を守るのは自分しかない。警察が100%守ってくれると思うのは、虫のいい話。

10.自分たちの国の防衛を他の国に依存してはいけない
 条約があるからアメリカが日本のために命を投げ出すと思うのは、虫のいい考えだ。彼らにも夢もあれば、帰りを待ちわびる家族もいる。
(以上、『勇気の時代』より抜粋)

言われてみれば、当たり前のことですが、人間、慣れればついつい流されてしまう。今日は、上記の10の意見を頭に置き、自分の為すべきことは何か、考えながら日々の日程を過したいと思います。

*参考資料:落合信彦著『勇気の時代』(光文社)

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