社会の混乱期を救うのは、地方の純粋な志士たち

ノグチ(noguchi)

2011年09月26日 07:36

社会の混乱期を救うのは、地方の純粋な志士たち

 おはようございます。
 先週日曜日、昭和の東洋哲学者安岡正篤氏の郷学研究所の安岡正泰氏の講演を聞いた。前から「郷学(きょうがく)」の意味が知りたかったが、講演資料でその真意を知った。

(以下転載)
 学問には知識を広め事物の理法を究めるということと、立派な人間になる、人らしい人となる為の「修養の学」とがある。修養の学とは、
 第一に、人生如何(いか)なることが起きても、それに湛然(たんぜん)と処し得るように人間の学を修めることである。
 第二に、地方郷党の先賢を顕彰し、その風土に培われている学問を振興して志気を振起することであり、これを「郷学」という。

 歴史を紐解いてみると、民心が頽廃(たいはい)した時にこれを救ってきたものは、中央の頽廃文化による中毒を受けず、純粋な生活を保っている地方郷村の志士たちの力であった。この道理はいつの世でも変わりがない。
 (以上「郷学研究所」資料より転載)

 安岡郷学の真価は、知識を深め、郷土の偉人を顕彰し、志士たちの育成にある。社会の混乱期を救うのは地方の純粋な志士たち、この理念を基に私の地域でも「郷学」を始めないといけないと思う。

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