<基地移転問題>「ばかな会合だった」石原都知事は途中退席(全国知事会議)
日米政府は真剣に議論を。神奈川県知事「政府の交渉は最悪で無能」と。
■「ばかな会合だった」石原都知事は途中退席
(読売新聞 - 05月27日 21:01)
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>沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題を巡り、東京・千代田区の都道府県会館で27日に開かれた全国知事会議。
>沖縄県の負担軽減の必要性を理解することなどで一致したものの、鳩山首相に対しては「なぜ今この時に知事を招集したのか」などと厳しい発言が目立った。
>午後3時前に同会館に到着した鳩山首相は、険しい表情を崩さずに3階の会議室に向かった。会場では、閣僚が立ち上がって出迎えたが、29人の知事らほとんどの出席者は着席したまま。冒頭、鳩山首相が約15分にわたって発言し、沖縄の負担軽減と訓練分散への協力を求めた。
>これに対し、森田健作・千葉県知事が「なぜ今この時に知事を招集したのか」と会議の開催に対し疑問を投げかけた。谷本正憲・石川県知事も「すでに(負担を)受け入れており、地元に説明できない」などと述べた。
>一方、沖縄の負担軽減については「大阪は基地負担していないので、真っ先に汗をかかなければならない。できる限りのことをしたい」(橋下徹・大阪府知事)などの声があがった。
>会場外でも、出席者から批判的な声が相次いだ。途中退席した石原慎太郎・東京都知事は「総花的な話じゃしょうがない。ばかな会合だ」と声を荒らげ、松沢成文・神奈川県知事も「政府の交渉は最悪で無能としか言いようがない」と指弾した。
今月3日に、熊本での憲法論議の中で、知人が発言し、「熊本は、(自衛隊の)西部方面総監があるぐらいだから、訓練ぐらい積極的に受け入れるべきだ」と発言したそうです。後に、本人から聞いた感想は「国民は、基地問題をもっと自分たちの問題として考えないといけない。遠い沖縄の問題としか考えていない」と。
この知人は、明治の公害「足尾鉱毒事件」の勉強会で、年に何度かお会いする古老の元教師で、社会問題を真剣に考え、色々な示唆を提示してくれる方です。この知人は、来月、普天間を見に行き、現地の人と意見を交わすと語っています。
>(大阪府知事)「大阪は基地負担していないので、真っ先に汗をかかなければならない。できる限りのことをしたい」
現代の問題で、もっとも深刻なのは、人々の「無関心」にあると言われます。やはり、現状を知ること、関心も持ち続けることが大事と思います。
韓国警備艇の魚雷獏はで、北朝鮮問題が東アジアに緊張を与えています。アメリカの海兵隊には、抑止力の期待がかかる機運が広がる中で、日本国内に日本の権限が及ばない軍隊が存在し、そのアメリカ軍が関わる事故や事件が、毎年起こる中で、政府の対応が後手後手になり、周りに問題の風だけをまき散らすホバークラフトのように、地につかない議論ばかりで、国民が惑わされ続けているように感じます。
日本の安全保障と、沖縄の基地集中、さらには、不祥事の続く米軍にも問題があると思います。日本政府だけでなく、アメリカ政府も、東アジアの基地問題を、沖縄の土地利用の解決を含め、現地の人々との意見交換を重視し、要望を聞く姿勢が必要と思います。