「自信と責任」独立自信を貴ぶ、自らを頼みする
久々に、江戸期の儒家の佐藤一斎の教示を集めた「言志四録」から、混乱期に生きる人間の心構えを説いた言葉を紹介します。
・独立自信を貴ぶ
立派な人たる者は、独り立ちして、自信をもって行動することが大切である。
権威ある者におもねりへつらうような気持ちを起こしてはいけない。
・自らを頼みにする
立派な人たる者は、他人を頼るのではなく、自分自身が持っているものを頼りにするべきである。天地を揺るがすような大事業も、すべて自分が応対し、造り出すべきものだからである。
(以上、言志四録を読む「佐藤一斎一日一言」)
今も昔も、色々な不祥事が起こる。その時に対応するリーダーの様子を観察することがある。事件が起きて、責任を取り、辞めて、問題処理から居なくなる人。これは、本当のリーダーと言えるでしょうか。
事が、人身事故や関係者に多大に被害を与える事を起こした時は、関わる人々全員が納得することは無理でも、理解をもらえるまでは、罵倒されようが、非難されようが、立場はなくなっても、最後まで誠意を持って対応する事が必要と思います。
だからこそ、自分の起こせる範囲とは、自分の責任の取れる範囲を見きわめて、事を起こし、動き始めたら、いつでも責任のとれる体制を取っておくことが必要と思います。
「自信と責任」、実は背中合わせの心構えなのだと思います。
*参考資料:渡邊五郎三郎編著「佐藤一斎一日一言」言志四録を読む