令和6年元日、新年あけましておめでとうございます。
令和6年元日、新年あけましておめでとうございます。
年初からの読書で、『安岡正篤一日一言』より
一、年頭まず自ら意気を新たにすべし
ニ、年頭古き悔恨を棄つべし
三、年頭決然滯事を一掃すべし
四、年頭新たに一善事を発頑すべし
五、年頭新たに一佳書を読みはじむべし
そこで、今年は、修己治人の学『大学』を読むことにしました。
伝七章 「正心」について
身を修むるはその心を正すにに在り
みずからの徳性を高めようとするなら、まず心を正せとおいうのである。では、「心を正す」とはどういうことなのか。
朱子学によれば、人間の心には「性」と「情」がせめぎ合っているのだという。「性」とは天から授かった徳性であるが、そのままほうっておくと、「情」すなわち感情や欲望に曇らされたり邪魔されたりして、十分に発揮することごできない。そこで「情」を押さえて、心の正常な働きを取り戻す必要がある。それがすなわち「心を正す」ということなのである。
そういう心がしっかりと居座っていれば、よく五官をコントロールし、海外のどんな動きにも自在に反応して、対応を誤ることがないのだという。
(以上、『修己治人の学「大学」を読む』守屋洋訳著より)
安岡正篤先哲の言われる、「心を正す」とは何かを新年から考えてみます。
写真の年賀状は、身近な方々への文面です。お読みいただければ幸いです。
今年が、皆様にとって良き年でありますように願います。本年もよろしくお願いいたします。
令和6年元日 野口修一
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