リーダーは、半歩前を歩け。時々、半歩下がって後ろを歩く仲間と共に歩く。〜金大中〜

ノグチ(noguchi)

2023年06月22日 06:30

リーダーは、半歩前を歩け。時々、半歩下がって後ろを歩く仲間と共に歩く。〜金大中〜

(少々長文です。時間ある時にお読みください。)

昨日までの議会質問準備から解放されて、今朝はゆっくりとしています。13年目の議会ですが、一度の休みもなく、毎回(地震・コロナ禍で2回休止)質問を続けて来ました。そのおかげで、多くの学びを得たと思っています。

質問には、何かのきっかけや気づきが必要となります。同じ分野、同じテーマなら、ネタが無くなり、続かない。やはり、日々の行動と出会いからしか、質問のテーマは思いつかない。

身近な話題を質問テーマにするのが常道なので、議員18人の周りはみなさん同じような状況ですから、起こる出来事も同じ、重なるところが多いという中で、他とは違った視点を持っているかが問われます。

今朝は、『菜根譚』の言葉に知恵をもらった気がします。以下、本より転載、

人生の難事には譲る心で対処する

[現代語訳]
人情は反復し、世路は崎嶇たり。行くに去けざざる処は、須らく一歩を退くの法を知るべし。行くに得き去る処は、務めて三分を譲るの功を加えよ。

【訳文】
 人の心は時々刻々と変わりやすく、人生の行路はほんとうにけわしい。そこで、行こうとしていくことができない時には、まず自分のほうから一歩を退くというやり方を知らなければいけない。
 また、行こうとすればたけるところでも、そのまま自分だけの思い通りに行ってしまわないで、なるべく三分は人にゆずる方法を考えなさい。
(以上、『菜根譚』No.35より)

>なるべく三分は人にゆずる方法を考えなさい

今回の質問では、防災士の市の動きから、3人がテーマに上げましたので、私は、違った視点から、市への提言を語る方法にしました。

同じやり方なら、ぶつかることが増えますが、そこは人との出会いの中で得た、多面的な視点を駆使して、同じテーマでも切り口を変え、提案することができるものです。

ほんと仲間のおかげです!

競合するとき(難事)には、知恵を絞って新たなアイデアを考えることが、自らを成長させると思っています。飽きらず、懲りず、地道に調査して、次回の質問テーマを探すことを続けて行きたいと思います。

何故か、そんなときに思い出すのが、元韓国大統領の故金大中氏の言葉「リーダーは半歩前を歩け」です。本の中にある、

時々、半歩下がって後ろを歩く仲間と共に歩く、

の意味のことが書かれています。先に行かなければいけないが、半歩後を歩く仲間を忘れてはいけない。とても大切な考え方と思っています。

私が関わるさまざま活動を後輩たちに渡す時期に来ています。そろそろ、そんな準備もしなければ、と朝から考えました。

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