<易経を学ぶ」時務、時義、時用・・共通する社会貢献の"志"。
時務とは、その時に与えられた、あなたの社会的な役割。
時義:無駄を省き、実となるものだけを取り出す。収穫のと際の伐採(刈り取り)の意味がある。
では、"時用"とはなにか?
【時用】:剣難のときに相対し、逆境を活かすのである。
要は、逃げ出さずに苦しみの時に向かい合い、乗り越えたならば、大いなる教訓を得る。それがその後の人生に大きな効用をもたらすことがしばしばある。
(以上、『易経一日一言』より)
事が起こったときは、その場面に向き合い、その場から逃げてはいけない。
逃げては、次なる人生のシナリオは書けません。作家の回想録に、"逃げない"の意識が、歳を重ねるごとに、色濃くなっていくような思いました。