<命が助かる備え>人は誰でも皆、思いがけない生涯を送る。いい意味においても、悪い意味においても、である。〜曽野綾子著『中年以後』〜
今朝は、昨日の朝のウォーキングとは違い、すこしは蒸し暑さが和らいだような気がします。夜半からパラパラ雨音がしていたので、目覚めて窓を開けると、ヒンヤリとした風が入って来た。
5年前、熊本は震度7の大地震を2度受けた。宇土市の震度は、6強でした。揺れの間「このまま家が崩れて死ぬのか!」と、一瞬思うほど揺れた。
そしてその2ヶ月に、今度は200年無いというほどの大雨に見舞われた。大水害だった。
5年前の地震が来るまで、"熊本は、地震が少ない(大地震は無い)"と言われていた。まさかの大地震。
我が家は中山間地区に住んでいて、河川も小川程度の川が氾濫した。祖父にも聞いたことのない大水が来て、なす術が無かった。
今朝の読書で、曽野綾子さんの文を集めた本『引退しない人生』に、冒頭の文を見つけた。
「人は誰でも皆、思いがけない生涯を送る。いい意味においても、悪い意味においても、である」〜曽野綾子著『中年以後』〜
私の5年前の体験、地震、水害を振り返ると、まさか我が家が?
今年も大変な災害が起こった。熱海の土石流被害、だんだん原因究明が進んでいるようですが、"まさか自分の地域で、そんな違法行為が行わられていたとは!"と怒りと驚きがあるだろう。
自分の知らない所から、災いが襲ってくる。予知はできませんが、危機を察知して、安全な時に安全な場所へ移動しておくことが大事だと、我が家の災害体験からも、思います。
しかし、地震だけは危機回避が難しいので、自らの居場所を地震に強い作り「耐震補強」をしておくことが大事です。命が助かる備え重要です。
朝の読書で、いろいろ考えました。