<奢れる者は久しからず>噂されることよりもっと悪いことがある。それは噂にもされないことだ。〜オスカー・ワイルド(19世紀のイギリスの戯曲作家)〜
寝る前に読んだ本『世界の名言 100選〜ソクラテスからビル・ゲイツまで〜』に、イギリスで活躍した脚本家のオスカー・ワイルドの人生が紹介されています。
(以下、本より)
オスカー・ワイルドは、アイルランドの医者の息子で、ダブリン大学からイギリスのオックスフォード大に進み、文化的な活動が若者たちに支持され、1881年発表した詩集をきっかけに、翌年戯曲『ベラ、あるいはニヒリストたち』がアメリカです大成功を収めた。
ところが、人気絶頂期の1895年に、クィンズベリーこうしゃくの三男、アルフレッド・ダグラス卿との同性愛がもとで逮捕された(当時は、宗教的弾圧から)。
出獄後、逃げるようにフランスに渡り、精神的に打ちのめされ、破産宣告もあり、貧困のうちにバリで亡くなっている。
(以上、『世界の名言 100選』から)
絶頂期とどん底、どちらも自らの行動が言なのですが・・・
世間の関心(監視)は、興味が有る間は、ちやほやですが、バッシングの後は、誰も"唾"もかけない。
それが、冒頭の言葉なのですが、解説に以下があります。
(以下、本より)
「噂にもされないことだ」という言葉は、彼が最も輝いていた時に執筆した戯曲『ウィンダミア夫人の扇』に登場する台詞(せりふ)である。この戯曲を原作としたスカーレット・ヨハンソン主演の映画『理想の女」でも、この言葉を聞くことができる。
(以上、『世界の名言 100選』より)
徒然草ではないですが、奢れる者は久しからず、の人の生業を改めて学びます。世間という判断の意志を舐めてかかってはいけない。それは、本人の"脇の甘さ(危機意識の欠落)"にあると思います。