「道化のリーダーシップ」闘う人を笑うより、闘って笑われることを潔く選ぶ

ノグチ(noguchi)

2013年07月26日 06:24

「道化のリーダーシップ」闘う人を笑うより、闘って笑われることを潔く選ぶ

朝から、雨がひどく降っています。おはようございます。3日連続の朝ウォーキングのお休みです。これだけ降れば、草刈りも無理です。

さて、昨夜の日韓交流30周年の企画会議の会場に、早く着いたのでショッピングモールの本屋で、時間つぶしをしている時に、目に止まった本「バカと笑われるリーダーが最後に勝つ~トリックスター・リーダーシップ~」(松山淳著)、??初めて聞く言葉に、つい買い求めてしまった。

実は、第4章に、笑われながら時代を切り拓いたリーダーたち、に書かれた日本人は、織田信長、坂本龍馬、本田宗一郎、稲盛和夫。海外ではスティーブ・ジョブズ、ニッコロ・マキャベリ。等々、何か面白そうな本かなと立ち読みして、はじめの文章の冒頭は、

「新しい考えはまず『バカバカしい』と非難され、次に『つまらないことだ』と退けられ、そしてさいごはに『そんなことは誰でも知っている』と言われる」(略)

とあった。これは、19世紀を代表するアメリカの心理学者で哲学者のウィリアム・ジェームズの名言です。組織で新しいことを始めると、「バカバカしい」「つまらない」「キャリアを棒にふるよ」と否定的な言葉が来る。しかし、そんなことは物ともせず、やり遂げる人は、しなやかに人をつなぎ、嘲笑されることも厭わずに、仲間をまとめて行く。

著者は、リーダーシップの研究から「リーダーのつまづき」には、3つの性格・要因があると指摘している。

1.自己認識のズレ
2.行動範囲の狭さ
3.思考の硬直化(白黒思考・真面目さへの過度の執着)

これをの聞こえるには、心理学でいう「トリックスター性」の言動とあった。トリックスターは、「道化」「いたずら者」の意味があり、神話などでは、愚か者と笑われながらも英雄的な偉業を成し遂げる。

本の一節から、

社員が犯罪に手を染めぬように管理したいが、神経質になり過ぎて逆に社員の力を奪っていないか。「あれもだめ、これもだめ」制度(マニュアル)規制で、創造性を高めるリーダーが肩身の狭い思いをする。(略)

はじめの紹介文の締めの言葉は、「闘う人を笑うより、闘って笑われることを潔く選ぶリーダーたちへ」どうそお楽しみください。

これからは、多様な価値観の中で、仲間と新分野へ挑戦し続けることが要求される。しなやかな思考で、広く仲間と交流し、目的に向かって遂行し続けることが必要なのかもしれません。

外の雨も小休止、しかし一日雨模様のようで、久々に気温も猛暑日でない日になりそうです。

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