「政治家」目立つ仕事より、地道に広がる仕事を継続して行く

ノグチ(noguchi)

2010年01月29日 19:39

「政治家」目立つ仕事より、地道に広がる仕事を継続して行く

 国家破綻といわれながら、米軍移転費用は、国会で議論ないまま、何千億円という金がつぎ込まれる。これは、国民の思いと、国会議員の思いと、それをコントロールしてきた官僚たちの決めたことはするのレールで、進められる。

 国際協調の名の下に、自衛隊と米軍の維持費を合わせると、いくらになるのだろうか?

 そのような情報を一向に、テレビは報じない。

 全てのメディアは、権力志向(体勢側)で、あてにならないのが現実と思います。

 政治家は、名を挙げ、故郷に錦を飾るのが、目標かもしれませんが、真のリーダーは「名も功績も必要ない。矛盾の改善が成れば良い」の目的が大事と、偉人たちが語っています。
 「一燈を照らせ」、一人ひとりの行動こそ、社会を変える原動力と説いています。

 西郷隆盛の教示に、次の一節があります。

(本文より)
「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業はなし得られぬなり」

 つまり、命も名誉も財産も何もいらないというような人には困ったものだが、そのような人でなければ、困難を分かち合い、国家的な大きな仕事をすることはできないということを説いています。

 そのように、自己の利益や自己の保身をいっさい前提をしない、まったくの「無私の精神」に基づいた政治家の出現がいまこそ望まれます。そのような境地に立ってこそ、真の改革を果すことができるのです。
 (以上、稲盛和夫/境屋太一共著「日本の社会戦略」より)

 今年のNHKの大河ドラマは『龍馬伝』ですが、「無私の精神」を備えたリーダーとは、その時代には目立たないが、後世の人たちが歴史を検証し、名も無き偉人たちが各地に居ることを知ることになります。
 目立つ仕事より、地道に広がる仕事を継続して行くことが、現代の政治に必要な気がしています。周りを気にせず、自分の信念で行動をし続ける若者たちが、増えることを願っています。

*参考資料:稲盛和夫/境屋太一共著「日本の社会戦略」


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