農政局、地方整備局の廃止。~地方のことは、地方が決める~
■麻生首相、農政局廃止を指示
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=659129&media_id=2
地方分権方法が成立して10年が過ぎた、いっこうに変わらない中央集権の日本、さらに権限は少しづつ小出しに、地方へ移行しているが、それに見合う財源は渡さない。これが、官僚主導のやり方のようです。
首相の思いはどこにあるか、定かではありませんが、知人が内閣府の地方分権担当に事務に当たっています。これから急にこれは忙しくなりそうな気配です。
・独立自治だった江戸期
以前読んだ本で、明治期に天皇直属の地域があり、天皇のいざ何か起った時は、何をさておき真っ先に駆けつける「十津川郷士(?)」記憶が定かでないのですが、彼らは、天皇の親衛隊である替わりに、税を免除されていたと聞きました。明治以前から天皇家と縁があったようで、維新以後の関係でなく、自治と公共の仕事がなされていたようです。
その代わり、十津川郷士の住む地域の自治は、すべて自分たちで生活改善を行い、国(藩)からの助成金や、公共工事等はいっさい頼らない、「独立自治」の地域だったと知りました。
・川にかける吊り橋
十津川の中のある地区の10数軒が人たちが利用する橋は、その人たちが金を出し合い建設し、維持管理も自分たちで行ったと知りました。十津川の人びとは、河川、道路も自分たちで維持管理をしていたのだと思います。
・戦前の熊本にも
戦前の田舎には、今のような頑丈の橋は無く、水害があれば流されるため、その度に共同作業で、人馬が通るだけの木造の橋を架けていたと、地元の新聞博物館で読んだことがあります。
自分たちの地域は、自分たちの力で、できる範囲で維持管理をして行くことが必要と思います。
・利権と政治
熊本の山間の採石場に行く道が、車道幅8mに歩道2mが付いた道路になっています。口の少ない地域に、通行量は大きなダンプカーばかり通る道路、採石場ために整備したとしか思えない道路ですが、政治家と企業がつるんで作ったとか思えないような道が、国土交通省の管理の下にあります。これも旧建設省の道路基準にしたがって整備したと思います。
・地方のことは、地方が決める
企業(企業市民)は、地域住民の一人と思います。地域のことは、地域で決めることができる社会にすることがこれからの日本に必要と思います。
今回の農業政策、公共事業政策に関しては、現場に近い県や市町村へ権限も財源も移し、生活改善及び維持管理は、地方の任せる方が、画一的でない政策、事業が行えるように思います。
このことで、ご意見等頂けるとありがたいです。
<以前の日記>
・<紛争地の夢>『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動』~ドキュメンタリー映画~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=985884003&owner_id=2182841
・<家庭教育>三上の読書(枕上、馬上、厠上)・・・(安岡正篤)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=985637982&owner_id=2182841