2009年06月25日

(他力の風)自分以外の何か大きな力が、生き方を支えている

(他力の風)自分以外の何か大きな力が、自分の生き方を支えている

 <他力>とは
 目に見えない自分以外の何か大きな力が、自分の生き方を支えているという考え方。

 五木寛之氏の<他力(TARIKI)>の一節に、次のことが書かれていました。

(「他力」、抜粋)
・オリンピックで活躍した女性の言葉
「いや、あのときの演技は、自分がやったのではなく、神か仏か、自分を超えた力が後押ししてくれたとしか感じられなかった。・・」(運動家たちとの飲み会)

・ロス五輪、体操男子で個人総合優勝の具志堅幸治さんの言葉
「いやもう、信じられません。自分がやったとは思えない、神か仏か、そういうものが力を貸してくれた。そうとしか考えられません」と夢中でしゃべっていた(テレビ報道)

・瀬戸内寂聴さんの言葉
「人のいきつくところは、やはり他力という感覚かもしれませんね」

(解説)
 事業を、自分ひとりの力でやったことと考えるのは浅はかなことで、それ以外の目に見えない大きな力が自分の運命にかかわり合いを持っている。
 それは運命論でもなければ、宿命論でもありません。人はそれを知るとき、自己を超えた大きな自由を感じるのです。
(以上、五木寛之氏の「他力(TARIKI)」より)

 自分ひとりの力は、小さなものですが、一人の発言に賛同する人が居れば、大きなムー部になることがあります。

 その年の名言なる評価が、毎年選ばれますが、時代を得た言葉と発した本人の生き方に、人々の思いが重なり、流行語となると考えています。

 「人事を尽くすは、天命なり」

の考え方は、自分を支える色々な人たちの思いが集まり、事を成し遂げることができるという気がします。

(五木氏は、)
 自分以外の他者が、自分という存在を支えていると謙虚に受けとめることが重要なのです。他力とは言葉を替えると、目に見えない大きな宇宙の力と言ってもよく、大きなエネルギーが見えない風のように流れていると感じるのです。(中略)

 この周りに流れているエネルギーを自分に引き寄せるには、謙虚さが必要と先人たちが説いています。「過信」、「驕り」、謙虚さを欠いた態度を現していますが、自分がどう人々から見られているか、人は自分のことを良く観ています。
 故事にも、「一人で居るときこそ、謙虚さを忘れない(独り慎む)」の教示がいくつもあります。その人が歩んできた人生も含め、人の評価とはなかなか厳しいものです。

 今夏は、衆議院の総選挙が確実にありすが、それぞれの党の思惑もありますが、候補者一人ひとりの日頃の行動と謙虚さが、評価されるのだと思います。

*参考資料:五木寛之氏著「他力(TARIKI)」


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