(分権論議)道州制ではなく、日本再生は地方国家連邦で

2008年12月25日

(分権論議)道州制ではなく、日本再生は地方国家連邦で

~武器を使わない革命家「横井小楠」を現代・未来に活かす~

来年、横井小楠生誕200年の記念事業を準備している事務局4名が、熊本で見識の高い先輩3人と、意見を交わす年末談議を開催した。私を除き、6人とも何かと役をお持ちの方ばかりで、12月中の集まり、夜よりは昼がよかろうと集まって頂いた。

・幕末の革命思想家「横井小楠」
 横井小楠は、幕末の政治思想家で、肥後藩士。藩校の優秀な生徒で、江戸遊学を許可され、江戸で様々な人と交流し、その思想形成が出来上がった。始は、尊皇攘夷、から開国、倒幕、さらに、共和制国家、大統領制へと、諸外国の事情を学び、どんどん民主化の発言が進展し、天皇制をも否定するように、周りから受け取られ、明治2年暗殺された。

・福井藩の財政再建、構造改革
 新政府の参議に、長老格として参加し、教育、財政再建、産業育成等の政策立案に関わっていた。元々は、福井藩の財政再建、構造改革を行い、松平駿嶽公の後見役として幕府の政策にも関わった経験もあった。

・横井小楠をどうとらえるか
 3氏のご意見は、小楠は、刀を持たない革命家である。倒幕、維新の思想形成に大きく影響を与えた。維新の賢人・三傑は誰かで、吉田松陰、横井小楠、福沢諭吉ではないかと意見がまとまった。

 吉田松陰の松下村塾、横井小楠の四時軒(小楠塾)、福沢諭吉の「学問のすすめ」、等で学んだ多くの青年たちが、明治を動かして行きました。今の日本には、若者をやる気を沸騰させるような教育の場がない。吉田松陰の「知識は理解し、行動に起こしてこそ知識」、いわゆる実践の学問を提唱していた。

 題材は、過去の事例でなく、現代の諸問題を取り上げ、自分で考えさせることをやっていたこと、さらにそれぞれの意識レベルに合わせ、教材を与え、時には自分で調べ、時には仲間と意見を交わし、この社会がどうあるべきかを考えさせた。今の教育との違いがここにあると考えます。

 意見交換では色々な意見が出ました。

・「東京幕府」による国家コントロール
 今の日本社会は、すべてが東京を起点して、人、物、金が配給されている。ある医療機器は、イギリスで10万円が、日本に入り、流通ルートを通り、熊本へ来ると100万円になる。「これが医療費の高騰の原因の一つ」と指摘されました。また、「紙や書籍も一度東京の卸会社に送らないと、隣の県の書店に届かない。」、「大学生の就職先は、多くが東京方面。そして、東京本社採用で、地方の支店に配分される」。

・現在の道州制論議では、権力の移譲は不可能
 道州制について、報道等では、分権論議が進んでいるが、道州制を国の主導でやっている間は、中央集権の見た目を替えるだけで、東京の権力状況は全く変わらない。

 例えば、国と県の関係は、金を配分してもらう親子の関係で、子は親の言うことに従うしかない。道州制は、地方が同時発生的に一斉蜂起し、連邦国家を目指し運動を起こすぐらいの動きがないと、国主導の州政府構想では、現状「親子の関係」を打開する事は出来ない。

・権力にぶら下がらない政治家を、地方が育てる
 国の予算に群がる現在の国会議員のような政治家でなく、地方に立脚した地方が支える政治活動を育て、「地方の事は、地方で決める。国は、外交と防衛程度でよい」、全て地方が主導権を持つ、連邦国家になることを目指すべき。スウェーデンより多い人口を持つ九州は、十分国家として成り立つ、と意見が飛び交った。

・外交、防衛以外の権力を持つ「地方国家(政府)」運動
 これからの日本は、地方が「分権」目指し、一斉に蜂起する動きを加速し、権力を分散させ、それぞれの地域が、それぞれの思いで国づくりする。そのためには地方で、世界発展に貢献するようなスケールの大きい人材(企業家、政治家、政党、等)を育成する必要があります。
 その地方力(地方国家)の総量で、日本全体を再生・発展させれば、現在の不安感、行き詰まり感を打ち消し、若者に夢を与える日本が出きると考えます。
  
 ご意見を頂ければ幸いです。


<関連コミュ>師弟関係:横井小楠→勝海舟→坂本龍馬
・横井小楠 ~倒幕、新政府の政治思想の形成~
http://mixi.jp/view_community.pl?id=522898
・勝海舟 ~徳川幕府の終焉と行く末を考えた~
http://mixi.jp/related_community.pl?id=42265
・坂本龍馬 ~倒幕人材の連携に東奔西走~
http://mixi.jp/related_community.pl?id=18196
http://mixi.jp/related_community.pl?id=20401


<余談>
・ロックフェラー財団の起こり「設けすぎは危険」
 来年は不況状況がさらに悪化するとテレビが報じていました。
 昨日の年末談議で、ロックフェラー財団の起こりの話が出た。ロックフェラー一族は、石油で膨大は利益を得た。その膨らむ金額を危惧し、社会奉仕、社会貢献を始めたそうです。金ばかり溜め込めば、最後は殺される危険がある。稼いだら社会へ還元することは、経営者の危機管理の一つとは驚いた。
 社会保険庁の元長官夫婦の刺殺事件があった。大企業の内部留保の膨大な金額、ロックフェラー財団ではないですが、社会貢献を考えることは大事なように思います。

・トヨタ内部留保12兆円、でも派遣切り
http://noguchi.otemo-yan.net/e140273.html

 


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