(ソフトパワー=世界の世話やき)横井小楠から、緒方貞子さんへ
2008年10月08日
(ソフトパワー=世界の世話やき)横井小楠から、緒方貞子さんへ
「人間の安全保障」
・保護とエンパワーメント
「人間は自分たちが持ってるいちばんだいじなもの、つまり生存とか生活をなんとかして守っていかなかきゃならない。それと同時に、そういうものをより良い状態にもっていくための発展的な思考が必要だと思うんです。一方で守り(保護)、一方ではそれを進める(エンパワーメント)。自助努力を促進することが重要です。
どうやって自分で守り、自分で切り開いていくか。
個人が一人で差別されるところから紛争がおこるのではなくて、個人が属しているある集団が特に差別されている、あるいは歴史的に他と格差があるというところから不満が起こり、政治問題となり、さらにそれが武力の衝突になっていく。とすれば、その社会構造をよりオープンで、すべての人々にとってチャンスを与えるものに変えていくことが必要です。それを誰がやるかというと、やっぱり自分たちでやるよりしかたがないと思うんです。国家がもし阻害しているなら、国家も直していかかいといけない。だけど、『国家が阻害しているから直してください』という要求は、やっぱり人々の中から出て来なければいけないと思うんです」
「9・11後の日本の行く道」について
「現在のグローバル化の現実をふまえれば、たとえ国家主義(ナショナリズム)でいこうとしても、国際主義(インターナショナリズム)でなければあり得ないわけです。本当のナショナリストは、インターナショナリストたらざるを得ない。日本人だけが安全で豊かだということはあり得ないのですから、それなんりに役割を果たさなければならない。そのための準備がもっと必要だったのではないでしょうか。
94年のルワンダ難民危機のときに、日本の自衛隊がザイールのゴマに来ました。このことは二つのインパクトがあったようです。
一つは、日本の政治家や自衛隊の方が、あれほどひどい状況に置かれている難民がいるという認識をもったことです。そうした現実を見なければ、日本にとってすべてが遠いことになってしまう。
もう一つには、いろいろな国の軍やNGOで働く人たちとの国際的な交流が豊かな経験になったということです。そのことは、参加された自衛隊の方々からも聞きました。(中略)
中央アジアからアフガニスタン、それに南西アジアの地域というのは、日本にとって非常に大切な意味を持っています。それともう一つがアフリカです。この二つの地域は、もっと本腰を入れていかなければ将来の日本の安定にも関わってきます。(中略)」
昨日、来年開催をしている幕末の思想家・横井小楠の生誕200年記念事業の準備で、熊本の重要な方々に理解を求めるために、挨拶回りをしているのですが、そのメンバーの一人が、昨春(2007.05.03)に朝日新聞が出した論説集゛世界の「世話役」になる゛の見出しで、21の論文を掲載したことを紹介してくれました。
その中で、゛世界の「世話役」になる゛の基の発想が、「ソフトパワー」いう理念で、世界をつなごうという活動を指しています。ハードパワー(軍事力、経済力)だけでは、これからの世界は動かない。
ソフトパワーとは、好意を持つとか、尊敬されるとかに近いものと思いますが、最近のNGOが、貧困対策活動の標語にこの言葉を使ったとあり、幕末には儒学者・横井小楠は「開国後の日本は、強国ではなく、「世界の世話やき」になつべき」と言ったとありました。
「世界の世話やき(役)」=様々な利害の調整をする「斡旋」の仕事
緒方貞子氏と横井小楠の考えは、通じるところがあるように思います。
日本は、ハードパワーよりソフトパワーを中心にして、「世界の世話やき」になると良いなと思います。
・緒方貞子 [コミュニティ]
http://mixi.jp/view_community.pl?id=922572
・横井小楠
http://mixi.jp/view_community.pl?id=522898
<イベントのご案内>
(熊本県人吉市)食から見た農業を考えるシンポジウム「本来農業への道」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=956491552&owner_id=2182841
「人間の安全保障」
・保護とエンパワーメント
「人間は自分たちが持ってるいちばんだいじなもの、つまり生存とか生活をなんとかして守っていかなかきゃならない。それと同時に、そういうものをより良い状態にもっていくための発展的な思考が必要だと思うんです。一方で守り(保護)、一方ではそれを進める(エンパワーメント)。自助努力を促進することが重要です。
どうやって自分で守り、自分で切り開いていくか。
個人が一人で差別されるところから紛争がおこるのではなくて、個人が属しているある集団が特に差別されている、あるいは歴史的に他と格差があるというところから不満が起こり、政治問題となり、さらにそれが武力の衝突になっていく。とすれば、その社会構造をよりオープンで、すべての人々にとってチャンスを与えるものに変えていくことが必要です。それを誰がやるかというと、やっぱり自分たちでやるよりしかたがないと思うんです。国家がもし阻害しているなら、国家も直していかかいといけない。だけど、『国家が阻害しているから直してください』という要求は、やっぱり人々の中から出て来なければいけないと思うんです」
「9・11後の日本の行く道」について
「現在のグローバル化の現実をふまえれば、たとえ国家主義(ナショナリズム)でいこうとしても、国際主義(インターナショナリズム)でなければあり得ないわけです。本当のナショナリストは、インターナショナリストたらざるを得ない。日本人だけが安全で豊かだということはあり得ないのですから、それなんりに役割を果たさなければならない。そのための準備がもっと必要だったのではないでしょうか。
94年のルワンダ難民危機のときに、日本の自衛隊がザイールのゴマに来ました。このことは二つのインパクトがあったようです。
一つは、日本の政治家や自衛隊の方が、あれほどひどい状況に置かれている難民がいるという認識をもったことです。そうした現実を見なければ、日本にとってすべてが遠いことになってしまう。
もう一つには、いろいろな国の軍やNGOで働く人たちとの国際的な交流が豊かな経験になったということです。そのことは、参加された自衛隊の方々からも聞きました。(中略)
中央アジアからアフガニスタン、それに南西アジアの地域というのは、日本にとって非常に大切な意味を持っています。それともう一つがアフリカです。この二つの地域は、もっと本腰を入れていかなければ将来の日本の安定にも関わってきます。(中略)」
昨日、来年開催をしている幕末の思想家・横井小楠の生誕200年記念事業の準備で、熊本の重要な方々に理解を求めるために、挨拶回りをしているのですが、そのメンバーの一人が、昨春(2007.05.03)に朝日新聞が出した論説集゛世界の「世話役」になる゛の見出しで、21の論文を掲載したことを紹介してくれました。
その中で、゛世界の「世話役」になる゛の基の発想が、「ソフトパワー」いう理念で、世界をつなごうという活動を指しています。ハードパワー(軍事力、経済力)だけでは、これからの世界は動かない。
ソフトパワーとは、好意を持つとか、尊敬されるとかに近いものと思いますが、最近のNGOが、貧困対策活動の標語にこの言葉を使ったとあり、幕末には儒学者・横井小楠は「開国後の日本は、強国ではなく、「世界の世話やき」になつべき」と言ったとありました。
「世界の世話やき(役)」=様々な利害の調整をする「斡旋」の仕事
緒方貞子氏と横井小楠の考えは、通じるところがあるように思います。
日本は、ハードパワーよりソフトパワーを中心にして、「世界の世話やき」になると良いなと思います。
・緒方貞子 [コミュニティ]
http://mixi.jp/view_community.pl?id=922572
・横井小楠
http://mixi.jp/view_community.pl?id=522898
<イベントのご案内>
(熊本県人吉市)食から見た農業を考えるシンポジウム「本来農業への道」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=956491552&owner_id=2182841
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